アルファロメオF1の2022年F1マシン『C42』は、F1パワーユニットはフェラーリから供給を受けるものの、ギアボックスとリアサスペンションは独自に構築。フェラーリとの関係性はより希薄となっている。昨年、アルファロメオF1は、フェラーリとのF1パワーユニット供給契約を更新したが、これまでフェラーリのアカデミードライバーが1つのシートを占有するという縛りは解放された。
2022年、アルファロメオF1は、バルテリ・ボッタスと周冠宇という二人の非フェラーリ系ドライバーを起用。同じフェラーリのカスタマーチームでマラネロ内に専用ファクトリーまで設置されているハースF1と比較して、関係性は薄くなっている。それは2022年F1マシン『C42』にも表れている。イタリア版のMotorsport.com、アルファロメオF1が「マラネロで採用されたものとは異なる構造哲学を目指して、ギアボックスとリアサスペンションを独自に構築することを決定した」が報道。アルファロメオF1 C42は、フェラーリよりも短いとされる「異なるホイールベース』を採用し、リアサスペンションにも異なるタイロッドが使用されるという。アルファロメオF1は、フェラーリとの「関係性を緩める」ことを目指しており、「ギアボックスとリアサスペンションが不要になり、マラネロの“スーパーマーケット”からはパワーユニットのみが使用されるようになるため、設計の自律性が高まり、実際のメーカーに戻る」という。今年、F1は完全に新しいF1マシンを導入する。F1は、より緊密なレースに繋がることを期待して、グラウンドエフェクト効果の空力コンセプトに移行する。メルセデスF1から新加入のバルテリ・ボッタスは、アルファロメオF1がサプライズを成功させ、グランプリで勝利を挙げることができることを望んでいる。「それがこれらの新しいレギュレーションと予算上限などの美しさであり、何でも可能であると感じている」とバルテリ・ボッタスは語った。アルファロメオF1は、2月23日からバルセロナでスタートする1回目のプレシーズンテストには暫定カラーの『C42』で参加し、テスト終了後の2月27日(日)に2022年のレースで使用する正式なカラーリングをお披露目する。
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