アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、2022年のドライバーとして周冠宇を起用することを発表して以降、スポンサーについての問い合わせが殺到していると語る。フレデリック・バスールは、ドライビングも魅力の重要な一部ではあるものの、周冠宇がもたらす資金が2022年にバルテリ・ボッタスとパートナーを組むという決定の背景にある“柱”であることを以前に認めている。
それだけでなく、世界で最も人口の国で初の中国人F1ドライバーというヒーローが誕生したことは、巨大なマーケティングの機会を開くことになる。フレデリック・バスールは、周冠宇をF1グリッドに並べることにいか多くのチャンスがあるかを認め、発表以来、アルファロメオF1にはスポンサーシップの問い合わせが殺到していると語った。「周がもたらすものではないが、そこには大きなバズがあると思う」とフレデリック・バスールはMotorsport-Magazinのインタビューで語った。「過去数週間で、過去25年間より多くのスポンサーが電話をかけてきている。これは会社にとって大きなチャンスだと思う」「会社、すべてのスポンサーや現在のスポンサーにとって、それは大きなチャンスでもあり、我々ははその方向に進んでいく」「予算がどこから来ているのかについていくつか混乱がある。しかし、我々にとって、会社にとって、そして、他のチームやF1全般にとって、それは大きなチャンスだと思う」「私にとっては、周がトラックでパフォーマンスを発揮してくれれば御の字だ。常にバランスが重要だ。彼が今F2で何をしているのか見てほしい。彼はF1でも同じことができると確信している」周冠宇は、2022年にバルテリ・ボッタスという経験豊富なチームメイトを迎える。フレデリック・バスールは、ボッタスがメルセデスF1で戦ってきた経験がいかにチームにとって役立つか、そして、若さと経験をブレンドすることが、2022年のF1新時代にむけてアルファロメオF1が求めていたものだと付け加えた。バルテリ・ボッタスが与える影響について質問されたフレデリック・バスールは「彼(ボッタス)はポールポジションを獲得している。モンツァ以降、彼は3回獲得しており、ルイス(ハミルトン)は2回だけだ。これは良いベンチマークだと思う」と冗談めかして語った。「そして、我々がこの方向に進んだもう1つの理由は、2021年以降はマシンが非常に異なるため、継続性を維持することが理にかなっているかは分からないことだ」「しかし、少なくともF1の経験が豊富な人が必要だ。2人のルーキーで始めるのは難しいと思う」