アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、カラム・アイロットが2021年のF1世界選手権で最大8回のプラクティスセッションでドライブする計画であることを明かした。フェラーリの2021年のテストドライバーであるカラム・イロットは、F1ポルトガルGPのFP1でアルファロメオF1のアントニオ・ジョビナッツィのマシンでグランプリ週末デビューを果たした。
22歳のカラム・アイロットは、キミ・ライコネンから0.4秒差の17番手でセッションを終えてチームに感銘を与えた。アルファロメオF1は、ロバート・クビサが公式リザーブドライバーを務めており、今シーズンの金曜日にアントニオ・ジョビナッツィ、もしくはキミ・ライコネンに変わってクビサが登場すると予想されていたが、フレデリック・バスールは今季はカラム・アイロットが再び走ることになると語った。「我々はカルムと良い関係を築いている」とフレデリック・バスールは語った。「彼はチーム内で快適に感じており、関係は良好だ。彼はクルマの中でとてもリラックスしており、彼のセッションに本当に評価している」「彼は初めてだったが、おそらく1回目でフリープラクティスでもっと頻繁にマシンを運転することが許可されるだろう。次回はフランスだ。おそらく彼にとってはるかに簡単になるだろう」カラム・アイロットが、2021年にさらに何回プラクティスで走行するかと質問されたフレデリック・バスールは「2回から8回の間になるだろう」と語った。「彼の次のプラクティスはフランスになる。その後は見てみることになる」2021年のF1世界選手権は、金曜日のプラクティスセッションが90分から60分に短縮されているが、スプリント予選のある3つのレース週末ではFP3は完全になくなる。フレデリック・バスールは、これらが以前の若手ドライバーがチームのためにテストするよりもカラム・アイロットにとって状況を難しくしていることを認める。「これまで以上に困難だ」とフレデリック・バスールは語った。「過去に2017年にシャルル(ルクレール)、2018年にアントニオで同じことをした。彼らにとってすでにチャレンジングでしたが、今シーズンは1時間しかないため、さらに困難になっている」「最初のスティントが少し短くなり、2番目のスティントで2〜3ラップしかないことが多く、スピードがあることを示すために1〜2ラップしかないことを意味する」「セッションの前に、誰もが常に『大丈夫、ミスを犯さないで、プレッシャーを感じずに、楽にやればいい。仕事をするだけだ』と言うものだが、結局、誰もがラップタイムを監視している。クラッシュすると本当に馬鹿に見えてしまうが、遅すぎても間抜けに見えてしまう」