ウイリアムズ・レーシングのアレクサンダー・アルボンは、2023年F1第16戦シンガポールGPのFP2でトラブルに見舞われた後、パワーユニット交換によるグリッドペナルティは回避できると信じていると語った。アルボンは今季、レギュレーションで許可されている4基のパワーユニットをすべて使用したが、パワーユニットのトラブルの疑いを受けて、2回目のプラクティスではわずか5周しか走行できなかった。
アルボンはプラクティス後に「バッテリー関連の問題だと思う」と語った。「ラップを開始したばかりで問題はなかったけど、走行中にERSが失われ始めた」「問題はすでにわかっているから、解決や交換にそれほど時間はかからないはずだ」「でも、このようなトラックでは走行距離を稼ぎたいのは当然だ。だから明日は少し後手に回るけど、それ以外はマシンのフィーリングは悪くない」グリッドペナルティを避けられると思うかと尋ねられたアルボンは、「そう思うけれど、正直なところあまり自信がない」と答えた。ウィリアムズ・レーシングの車両パフォーマンス責任者のデイブ・ロブソンは「特にアレックスのガレージ側にとっては厄介な一日だった」と振り返る。「FP1でアレックスとテストを行い、FP2でレース準備を完了させるつもりだった。残念ながら、PUのERSシステムに問題があり、ハードタイヤで数周走っただけでFP2を終了せざるを得なかった。一晩かけてアレックスのマシンに別のモジュールを装着し、FP3でロスタイムを挽回する」アレクサンダー・アルボン「ラップをスタートしてフィーリングは良かったんだけど、ストレートでデプロイメントが失われしまった。問題はすでに分かっているので、解決にそれほど時間はかからないと思うけれど、このサーキットは自信を高めなければならないサーキットなので、走行距離を稼ぎたい。この問題を除けば、マシンのフィーリングは悪くないし、ペナルティを受けることはないと思う。今週末は気温が高く、走行時間も少ないので、明日は少し推測しながら走らなければならないけど、明日のFP3に向けては問題ないはずだ」