角田裕毅は2026年、レッドブル・レーシングでリザーブドライバーとしてシーズンを戦っている。2025年にレースシートで苦戦した結果、立場は大きく変わったが、F1グリッドへの復帰を目指す意思は揺らいでいない。オーストラリアGPではガレージからレースを見守る立場となり、角田裕毅はこれまでとは異なる視点でF1と向き合うことになった。画面越しにレースを見つめる経験は、これまでにないものだった。
そうした経験の中で、角田裕毅は改めてF1への強い思いと、再びレースシートに戻りたいという意欲を再認識している。では、リザーブという立場の中で、角田裕毅は何を見据えているのか。その言葉には、復帰への明確な意思が表れている。角田裕毅「F1復帰は諦めていない」角田裕毅は、現在の役割を受け入れながらも、F1復帰への目標を明確にしている。「レッドブルだけでなく、パドック全体で自分の存在を示すことがかなり重要だと思っています」「F1で走ることを諦めていません。他のカテゴリーに行ってレースをするよりも……それもある意味では良いことですが、鋭さを保てますし。ただ同時に、F1で何が起きているのかをあまり把握できなくなってしまいます」リザーブという立場にありながらも、F1の中心に居続けることを重視している姿勢がうかがえる。「厳しかった」外から見るF1角田裕毅にとって、レースを外から見る経験は初めてのものだった。「正直に言って、オーストラリアのレースウィークを見るのはかなり厳しかったです」「画面越しに見るのは、間違いなく……これまでとは違うものでした」「バーレーンテストのときは大丈夫でしたが、レースウィークは別物で、本当に厳しかったです。同時に、自分がどれだけこのスポーツを大切に思っているか、そしてどれだけシートに戻りたいと思っているかを再認識できました」この経験が、復帰への意欲をより強める結果となった。リザーブとして過ごす時間と自己成長一方で角田裕毅は、現在の状況を前向きに捉え、自身の成長につなげている。「ただ、将来のことを考えすぎないようにしています。自分ではコントロールできないことなので」「むしろ、その日一日からどれだけ多くを引き出せるかを常に考えています。たとえ自分がベストな状況にいない日であってもです」「例えば画面越しに見ることはベストな状況ではありませんが、それでもできることはあります」「自分自身にも集中しています。自分が満足できる状態にいるために。F1シーズン中は自分自身に向き合う時間はあまりありませんが、今は自分について考えたり、自分のために時間を使ったり、充実した時間を過ごすことができます」限られた役割の中でも、自らの価値を高める姿勢を崩していない。今後、レッドブル・レーシングの状況やシート動向によっては再びチャンスが巡ってくる可能性もある。角田裕毅がその機会を掴む準備をどこまで整えられるかが、復帰への鍵となりそうだ。
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