角田裕毅(レッドブル・レーシング)が、2025年F1第15戦アゼルバイジャンGPを前に意気込みを語った。前戦イタリアGPでは序盤のダメージにより本来の力を発揮できなかったが、予選での速さや進歩を確認できたことから、自信を持ってバクーに臨むと強調した。挑戦的な市街地サーキットで集中力を研ぎ澄まし、真のパフォーマンスを示す構えだ。
「モンツァは残念なレースでしたが、ポジティブな部分に目を向けています」と角田裕毅は語った。「予選では僕たちがとても強さを見せられましたし、もしダメージを負っていなければ十分な速さがあったと分かっています。僕たちは毎週のように進歩していて、マックスがあの勝利でなぜ基準点とされているのかを示しました。僕たちが彼にレースごとに近づいていることを実感できていますし、取り組んでいることが形になりつつあるのは心強いです」「モンツァでは最後にクルマの本当のポテンシャルを示すことができず、フラストレーションもありましたが、それが今週末に向けた自信にもなっています。イタリアではショートランの方がロングランより感触が良かったので、その部分でやるべきことがあり、クルマを正しいウィンドウに入れるためにしっかり分析を続けています」「バクーは楽しくてチャレンジングなサーキットで、予想外のことがたくさん起こり得ます。ここでは本当に集中して全力を尽くさなければならないので、週末に臨むにあたってもその気持ちで挑むつもりです」チームメイトのマックス・フェルスタッペンも、モンツァでの勝利を振り返りつつバクーへの意気込みを語った。「モンツァはチーム全体にとってとてもいい週末だった。僕たちは金曜日から強さを見せられていたし、予選でも決勝でもいい形でまとめることができた。あの勝利は、僕たちがどのように作業を進めてきたか、そしてクルマが持っている本来のパフォーマンスを示すものになったと思う」とフェルスタッペンはコメント。「もちろん、次のバクーはまったく異なるチャレンジになる。市街地サーキットだから何が起こるか分からないし、リスクも大きい。でも僕はこういう展開の読めないレースが好きだし、集中して自分たちのやるべきことをやれば、いい結果につながるはずだ」「シーズンを通じて僕たちは正しい方向に進んでいると思うし、モンツァのようにすべてがうまくかみ合えば強さを発揮できる。バクーでも同じように、全力を尽くして戦うだけだ」
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