角田裕毅とリアム・ローソンがF1イタリアGPで接触する一幕があり、両者はランオフに飛び出してノーポイントに終わった。ローソンには「攻撃的すぎた」との批判も集まったが、元F1ドライバーが擁護の声を上げている。ペリー・マッカーシーは「ローソンの戦術は正しかった」と断言。角田裕毅を動揺させ、ミスを誘う狙いがあったと説明し、両者の接触をめぐる議論に一石を投じている。
リアム・ローソンはイタリアGPで元チームメイトの角田裕毅と接触する一件に巻き込まれた。ローソンの角田裕毅とのイタリアGPでのバトルにおける戦術は、両者が接触した後、一部で批判を浴びたものの擁護する声も上がっている。ポイント圏外での戦いの中、ローソンはターン4の左-右シケインのブレーキングゾーンでアウト側に動いたが、角田裕毅に並びかけることはなく、F1のオーバーテイク規定による保護を得られる状況ではなかった。角田裕毅が通常のラインを取ってコーナーへ進入しようとした際、両者は接触し、ランオフへ飛び出す形となり、どちらにとっても散々な午後となった。その後、ローソンはこの場面で攻撃的すぎたとの批判を受けたが、元F1ドライバーのペリー・マッカーシーはニュージーランド人ドライバーを強く擁護した。「リアムがアウト側にいるのは全く正しかった。なぜなら、もし裕毅にイン側でブレーキを遅らせさせることができれば、裕毅はコーナーを曲がれなくなるからだ」とマッカーシーはRacingNews365に語った。「それがテレビで解説者たちが見落としていた点だと思う。だから僕はローソンがやろうとしたこと、つまり裕毅を動揺させようとしたことに賛成だ。彼はそのためのスペースを十分残さなかっただけだ」「彼は前に出ようとしていたんだ。これはレッドブルのジュニアチーム対シニアチームの戦いであり、そこでやるべき仕事がある。相手を追い詰め、プレッシャーをかけなければならない」「裕毅はイン側にいて、より良いターンイン角度を得るために寄せてきた。そしてリアムがそこにクルマを置いたことで、もし裕毅が寄せてこなければ、もっときつい角度でブレーキを踏みターンインしなければならず、それはミスにつながる」「だから僕はローソンの戦術に全面的に賛成だ」