角田裕毅は、2026年のアルピーヌ移籍候補のひとりとして名前が挙がっている。現在レッドブルで厳しいシーズンを過ごしている角田だが、フラビオ・ブリアトーレはアルゼンチン人ルーキー、フランコ・コラピントの残留を依然として検討しており、来季のラインアップは未定だと語った。コラピントは今季途中、ジャック・ドゥーハンに代わってブリアトーレ主導のチーム再編の一環としてアルピーヌに加入したが、一貫性を欠く戦いが続いている。
角田裕毅は、2026年のアルピーヌ移籍候補のひとりとして名前が挙がっている。現在レッドブルで厳しいシーズンを過ごしている角田だが、フラビオ・ブリアトーレはアルゼンチン人ルーキー、フランコ・コラピントの残留を依然として検討しており、来季のラインアップは未定だと語った。コラピントは今季途中、ジャック・ドゥーハンに代わってブリアトーレ主導のチーム再編の一環としてアルピーヌに加入したが、一貫性を欠く戦いが続いている。当初、ルカ・デ・メオ前ルノーCEOの下でF1エグゼクティブアドバイザーを務めていたブリアトーレは、先月の段階では「コラピントは来季のシートに値する走りを示していない」との姿勢を見せていた。しかしモンツァでスカイ・イタリアに語った75歳は、より楽観的なトーンを示した。「まだ決まっていないが、今のところフランコは良い仕事をしていると思う」とブリアトーレは語った。「シーズン序盤は多くのルーキードライバーと同じように経験不足に苦しんだ。しかしここ3、4戦はずっと安定していて、大きなミスも犯していない。フランコになるかもしれないし、様子を見る必要がある。あと4、5戦で判断することになるだろう」先週末にはピエール・ガスリーが2028年までの契約延長を決めており、ブリアトーレはセカンドシートの選択肢を慎重に見極めている。代替候補は限られており、レッドブルで苦戦中の角田裕毅の名前が挙がるが、起用にはリスクがある。また、アルピーヌとつながりのある新人ポール・アロンらもレーダーに入っているが、コラピントを継続起用するよりも大きなリスクとなる可能性がある。コラピントには2024年後半のウィリアムズでのパフォーマンス、さらにアルゼンチンからの大型スポンサーの後押しという強みもある。一方でチーム状況は厳しく、アルピーヌはコンストラクターズ選手権最下位に沈んでいる。2025年マシンの開発は早い段階で打ち切られ、2026年の新規則対応にリソースを集中しているためだ。「残りのレースでは現行マシンしか使えない。2026年用マシンの開発に集中しているからだ」とブリアトーレは認めた。「これからも厳しい週末があるだろうが、裏側で進められている作業を信じている。チームにとって良い日々がやってくると確信している」