角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1 エミリア・ロマーニャGPの決勝レース後の談話を紹介。角田裕毅は、予選Q1での大クラッシュによりピットレーンスタートとなる厳しい展開を迎えた。だが、レースでは慎重かつ冷静にポジションを上げ、特に中盤以降はタイヤマネジメントと安定したペースで差を詰めていった。
戦略面でもチームと連携し、終盤にはポイント圏内の集団に接近。最終的に角田裕毅は10位でフィニッシュし、困難な週末を価値ある1ポイント獲得で締めくくった。「予選でクラッシュしてしまって、メカニックの皆さんには本当にご迷惑をおかけてしまいました。でも、あれだけ大きなダメージだったにもかかわらず、一晩でマシンを完璧に仕上げてくれて、本当に感謝しています」と角田裕毅はレース後のインタビューで語った。「これだけの作業をしてくれたメカニックのみなさんのために、少しでも何かを返すことができてよかったです。作業量は本当にすごかったですし、それに見合う何かを渡せて満足しています」「でも、正直言うと予選でのクラッシュがずっと引っかかっていて、昨日の夜はほとんど眠れませんでした。もう前を向くしかないですけど、こうして結果として何かを返せたのはよかったと思っています」「だからこそ、決勝でポイントを獲れたのは少しでも恩返しになったんじゃないかなと思います。レースは簡単じゃなかったですけど、最後まで集中して、自分のやれることはやり切れたと思います」「走りのペースはすごくよかったです。特にFP2ではマックスにかなり近い位置にいて、FP3ではちゃんとしたラップができませんでしたが、予選に向けては自信もありました。でも期待しすぎてしまって、ヒーローになろうとしすぎました。それは必要なかったですね」また角田裕毅は、自身のアプローチにおいて「攻め」と「自制」のバランスを見直す必要があると認め、モナコGPに向けた反省としてこう語った。「もう少し冷静になって、自分の中でうまくバランスを取らないといけないなと思っています。次はもっといい走りができるように、ちゃんと考えて臨みたいです」