角田裕毅 レッドブルF1昇格は「目標であり続けるべき」とレーシングブルズ

これにより、角田裕毅は5シーズン連続でジュニアチームにとどまることになり、日本人ドライバーは大きなフラストレーションを抱えている。レッドブルは、シリーズで最もタフなチームメイトとも言える4度の世界チャンピオン、マックス・フェルスタッペンの隣で最前線のシートに座るプレッシャーに対処するにはローソンの方が適していると考えており、ニュージーランド人ドライバーの方が技術的なフィードバックも優れていると考えている。レーシングブルズのレーシングディレクターであるアラン・パーメインは、昨年アルピーヌからチームに加わったが、当初は角田裕毅の強みと弱みについて先入観を持っていたことを認めている。しかし、24歳の角田は彼をポジティブに驚かせたと言う。「正直に言うと、私も当初は彼に対して先入観を持っていた。今年、彼がさらにステップアップしたかどうかは、比較する対象がないのでわからない」とパーメインはオートスポーツ誌に語った。「もちろん、彼は改善すべき点や磨きをかけるべき部分をたくさん持っている。しかし、彼は24歳だ。まだ若いから、そのための時間はたっぷりある。そして、彼自身も取り組むべき課題を理解している」「彼がミスをしたとき、彼自身が苛立っているのが聞こえ、目に見える。しかし、スピードは間違いなくある。彼は非常に素早く、フィードバックも素晴らしい。英語も上手だ。過去にそれが制約となったことがあるのかはわからないが、そこにはまったく限界を感じないし、一緒に仕事をするのは本当に楽しい」アラン・パーメインは、角田裕毅とレーシングブルズは、将来的にはレッドブル・レーシングへの昇格を狙うべきだと指摘した。「彼を1％でも助けられるなら、私はとても幸せだ」とパーメインは語った。「彼をトップチームであるレッドブルに移籍できるレベルに引き上げることができれば、私にとってこれほど嬉しいことはない。それは当然、彼の目標であり、我々の目標でもあるべきだ。このチームの理由のひとつは、才能あるドライバーを育成することだ。もし彼をレースの勝者に育てることができれば素晴らしい」アラン・パーメインによると、マクラーレンのオスカー・ピアストリやランド・ノリス、そしてフェルスタッペンは、冷静なドライビングの好例であり、チームは、厳しいブラジルグランプリでのフェルスタッペンの見事な逆転勝利をグランプリ中の困難な状況に対処する方法のベンチマークとして指摘した。「彼はイライラすると、イライラしている自分にイライラする」とパーメインは付け加えた。「彼はそれを理解しており、その点に懸命に取り組んでいる」「私は『ラジオでオスカーの話を聞いてみろ』と言った。彼は2年目だが、慌てたりすることはない。そして、彼は明らかに非常に速い。ランド（・ノリス）がイライラしているのを聞くことはほとんどないが、それが目指すべきレベルだ」「我々がやったことのひとつに、ブラジルでのレースの再生がある。非常に緊迫した状況だったが、マックスと彼のエンジニアは、まるで一緒に午後のコーヒーを飲んでいるかのように落ち着いていた。それがベンチマークであり、その情報はすべて彼らの作業に役立つ。そして、それが彼と一緒に取り組んでいる分野のひとつだ」「彼らにはやるべきことが数百とあるが、それはほんの一部だ。しかし、うまくいっていないときは、ただオフィスに来てダウンロードすればいいと彼が気づいたのは正しい」