ホンダ・レーシングの渡辺康治社長は、角田裕毅のレッドブルF1昇格に期待していることを明らかにした。角田裕毅は、アブダビGP後のテストでついに現代のレッドブルF1マシンをドライブし、マックス・フェルスタッペンのパートナーとして、予想通りセルジオ・ペレスが解雇された場合、リアム・ローソンとともに評価されることとなった。
角田裕毅とレッドブルのテストはホンダの強い要望により実現したが、レッドブルはグランプリレースで4シーズン目を終えたばかりの角田よりもローソンを昇格させる方向に傾いているとみられている。 角田裕毅はレッドブルが彼の昇格に興味を示さなかった理由について明確に語っていないが、渡辺康治は、2025年にレッドブル・レーシングで角田とフェルスタッペンのラインナップの可能性についてレッドブルの代表クリスチャン・ホーナーと話し合ったことを明らかにした。角田はすでにRBと契約している。「火曜日(12月10日)にアブダビから日本に戻りましたが、土曜日にクリスチャン・ホーナーと来季以降のドライバーについてさまざまな話し合いを行いました」と、渡辺はホンダの記者会見で語った。「いつも言っているように、ドライバーを決める権利はチームにあるので、我々の意見はあくまで参考意見ですが、HRCサイドとしては、角田にはレッドブルに昇格できる能力があり、候補の一人になるべきだと考えています」「我々にできることは、彼に世界に実力を示す機会を提供することだと思っていますし、彼に今回のテストに参加してもらうようにお願いし、実現することができました」「テスト前に彼と会ったとき、彼は『いい結果を出したい。楽しんでやるよ』と言っていました」「彼はこの2つのことを言って、それ以来、私にはHRCからのトラック上でのレポートしかありませんが、彼はRBマシンとレッドブルマシンの違いをはっきりと分析し、その上でチームに非常に有益なアドバイスやコメントをくれました」「レポートから、彼が非常に満足していることが確認できました。その後、どうなるかは分からないので、結果を待つしかないですが、うまくいけば素晴らしいことです」「いずれにしても、(レッドブルで走れなかったとしても)彼はすでに来季のRBでのドライブが決まっているので、どのチームで走ることになっても、来季は良いパフォーマンスを見せてくれると期待しています」
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