2024年シーズンの残りのレースは、角田裕毅とリアム・ローソンによる2025年のレッドブルF1のマックス・フェルスタッペンのチームメイトを決める直接対決の様相を呈している。シンガポール大会後、レッドブルはジュニアチームのRBで成績不振だったダニエル・リカルドの契約解除条項を発動し、リアム・ローソンが代わりに出場できるようにした。
角田裕毅が2025年に参戦することがすでに決まっているため、RBは来年のフルレースラインナップを早めに準備しているだけだというのが一般的な見方だ。しかし、ヘルムート・マルコは、来年のフェルスタッペンは、レッドブル・レーシングでセルジオ・ペレスではなく「若いドライバー」をチームメイトにするのが「理想的」だと認めている。「重要なのは、フェルスタッペンをキープすることだ」とマルコはORFチロルに語った。「理想的には、ジュニアプログラム出身の若いドライバーをチームメイトとして起用することだ」つまり、ペレスは、タイトル獲得を狙うレッドブルのトップチームで、ローソンと角田裕毅という新たなRBラインナップとフェルスタッペンの隣のシートを争うことになる。「ローソンが昨年、裕毅より何レースで速かったのかはわからないので、今こそ彼と裕毅を比較する時だと判断した」とマルコは認めた。「2人のうちどちらが速いのかを見極めたい」角田裕毅かリアム・ローソンがレッドブル・レーシングに昇格すれば、ジュニアチームのRBのコックピットがアイザック・ハジャーに開かれることになる。ママルコは、2025年のレッドブル・レーシングとRBのラインアップがどうなるかは「すでにわかっている」と「感じている」と認めている。「だが、もう少し様子を見よう」とマルコは語った。「誰もが、裕毅が大きく成長したことに気づいている。彼は感情をうまくコントロールできるようになっている。彼は暴言を吐くことでスピードを失っていた。それが私にとって最も心配だったことだ」「しかし、それは過去のことだ。彼はどこでも速く、安定している」「若いドライバーが再び注目を集めている」とマルコは言う。「若いドライバーと仕事をするという我々のアプローチは、メルセデスでは(キミ)アントネッリ、ハースでは(オリバー)ベアマンが採用しており、フランコ・コラピントも素晴らしいレースを3回経験しているので、シートを得られることを期待している」