ダニエル・リカルドは、角田裕毅が昨年発見した恩恵を受けていると示唆した。イギリスGP後にニック・デ・フリースが解雇された後、リカルドは昨シーズン途中にの角田裕毅のいるRB(当時アルファタウリ)に加わった。8度のレース優勝を誇るリカルドは、その経験によってチームに厚みを加え、異なるエンジニアリングの道を歩むことに貢献した。
その成果はメキシコ・シティGPで発揮され、リカルドは予選4番手から7位入賞を果たした。リカルドは、この週末での発見がチームにとってプラスに作用し続けていると語る。2023年の最終戦はアルファタウリにとってポジティブなもので、多くのアップグレードが導入され、コンストラクターズ選手権で10位から8位に浮上した。また、リカルドが擬似的なチームリーダーとして台頭したことで、経験の浅いドライバーに対してリカルドが提供する価値も強調された。リカルドのコース上での好調はまだ2024年まで続いていないが、昨年得た教訓は引き続きチームにプラスになっている。レースを終えて、角田裕毅はリカルドとの直接対決でリードしており、リカルドはシートを維持するためのプレッシャーに晒されている。それは昨年末にセルジオ・ペレスに代わる可能性があるという示唆とは程遠いものだ。「彼はいいドライビングをしている。単純なことだよ」とリカルドは角田裕毅の調子について語った。「彼は何か違うことをしているかって?そうでもないよ。本当に良いラップをいくつかまとめているだけだと思う」「昨年のメキシコでは、僕たちはセットアップの面でちょっとした突破口を開くことができた」「あのとてもいい週末を経て、裕毅は僕たちのクルマの乗り方やセッティングに興味を持ったと思うし、当然のことながら彼はそれに近づいてきた」「今、僕たちはとても似たようなマシンを走らせているし、僕が昨年快適さを見出したものに彼も快適さを見出していると思う」「彼はそのパッケージからある意味で最大限の力を引き出すことができている」とリカルドは付け加えた。「彼はそれにうまく適応しているし、いい走りを見せている」「彼は良くやっているよ。言いたくないけど…彼は何もクレイジーなことはしていないけど、とてもうまくやっているよね」