角田裕毅が、F1ドライバーとしての凱旋レースとなる2022年F1日本GPへの意気込みを語った。昨年、アルファタウリからF1デビューを果たした角田裕毅だが、2021年は新型コロナウイスの影響で残念ながらF1日本GPは中止となった。鈴鹿サーキットレーシングスクール出身の角田裕毅にとって、鈴鹿はほかのドライバーの誰よりも慣れ親しんだホームコースだ。
「初めてのシンガポール訪問は、思ったようにはいきませんでした」と角田裕毅はコメント。「金曜日は調子が良くありませんでしたが、十分に回復してQ3に進出できたことはうれしく思います。レースでは、コンディションが非常にトリッキーでした。スリックタイヤは少し早すぎました。でも、あれは僕のミスでした。ブレーキングポイントの判断を誤ってクラッシュしてしまいました。今はそれを忘れて、F1での初めてのホームレースに向けて今週末に集中しています」「日本はある意味ではもう1つのレースですが、またある意味では、僕がF1を始めて以来ずっと楽しみにしてきたレースです。以前はF4で鈴鹿をかなり走っていたので、ある程度の経験があります。しかし、最近、シミュレーターでトラックを運転したとき、F1カーでは非常に別の世界でした。実際、ダウンフォースが非常に大きいため、F4よりもF1のマシンの方が多くのラップでスロットルを使用していると思います。トラックのビューは完全に変わり、まったく新しいトラックのようです。過去の経験は今でも役に立ちますし、鈴鹿の走り方も覚えています。地元のファンの前でレースができることをとても楽しみにしています。「このレースに多くのファンが関心を寄せていることは分かっています。どんなレースになるか想像もつかないので、例年とはかなり違う週末になると思いますが、新しい経験を楽しみにしています。注目が集まることをうれしく思います。いじれにしろ、僕は他人からのプレッシャーをあまり感じないタイプです。運転中は自分のことだけに気を配っています。こうしたサポートのおかげで、すべてのラップでプラスのエネルギーが得られます。僕の友人や家族の多くが鈴鹿に来る予定で、パスを入手できなかった人たちもチケットを購入していることを知っています。そして、非常に重要な最後のポイントは、丸1週間日本食を食べることができるということです!」