アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が、F1アゼルバイジャンGPのレース週末を振り返った。F1アゼルバイジャンGPでは予選で自身初のQ3進出を果たし、決勝では自己最高位となる7位でフィニッシュ。これまでの反省を活かして着実に進歩を遂げた週末となった。
レースウイークを振り返って全体的に今までのレースに比べて、準備やレースペース、エンジニアとのコミュニケーション、すべてがステップアップできた週末じゃないかなと思うます。キャリア初のサーキット。そしてストリートコース先週、イタリアのチームの拠点に移って、毎日チームと準備を重ねて、ペースが今のところなぜ足りないかとか、クルマがどこが足りないかというのを、話し合ったおかげもあり、FP1で少し流れはよくなかったのですが、いいビルドアップができて、予選までにまとめ上げることができ、レースではいいペースを築けたので、今までより全体的にいいレースができたと思います。予選ではクラッシュもありましたが、今日は波乱の中での完走。難しさは?難しさはそこまでなかったのですが、モナコに比べて、ストリートサーキットでも、そこまでタイトではないので、どちらかというと、タイヤマネージメントという意味ではモナコよりも厳しくて、最後までタイヤを持たせなければならなかったので、そこは少し難しさがありました。さらに、レッドフラッグ後のリスタートで2ポジション落としてしまったので、まだ自分の課題はあると思います。そういった難しさを感じて、新たな反省だなと思います。チームメイトのガスリー選手が表彰台。刺激になっている?そうですね。ガスリー選手が3位になって、チームの全体的な雰囲気もよくなりましたし、いつもいい刺激をもらっていて、すごくいいライバルだなと思います。今は負けていても、準備を進めて、いずれ勝てるように。正直、悔しいのほうが大きいですね。もちろん、自分が最後数ポジション下げてしまったこともありますが、チームメイトが表彰台を獲って、自分が取れていないというのは悔しい思いがあるので、これを糧にさらにコミニュケーションを深めていきたいなと思います。次はフランス、オーストリアと、経験のあるサーキットフランス、オーストリアは、モナコ、アゼルバイジャンと比べて、走ったことのあるコースなので、ある程度コースとしては知っていて、もう少し簡単なアプローチができるかなと思います。その分、アゼルバイジャンとモナコに比べてのアドバンテージを活かして、できるだけ準備を重ねて、さらにいい順位で終えられるように頑張りたいなと思います。日本のファンの皆さんへいつも日本時間では少し夜が遅いと思いますが、応援していただいて本当にありがとうございます。ソーシャルメディアのメッセージやいろんなコメントで見るので、すごくパワーにつながっていて、いつもレースは凄い長いですけど、その分のエネルギーをもらって最後まで集中できてめげずに頑張れています。本当に皆さんの応援がパワーとなっています。これからも頑張って、今後は自分が表彰台を獲れるように一歩ずつ進んでいくので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。
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