アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、焦りと自分自身への過度のプレッシャーが、イモラでのF1週末を台無しにしたミスを引き起こしたことを認める。バーレーンでの有望なF1デビューを終え、角田裕毅は2週間前のF1エミリア・ロマーニャGPでもっと感銘することを望んでいた。しかし、予選Q1でのクラッシュにより、グリッド最後尾からのスタートとなった角田裕毅は、決勝でもスピンを喫して、ポイント獲得のチャンスを逃がした。
F1ポルトガルGPの記者会見に出席した角田裕毅は、前回のレースで何が悪かったのかを分析してきたとし、週末に向けて期待を高め過ぎていたと認める。「目標を高く設定しすぎました」と角田裕毅は語った。「イモラは僕が最も経験を積んだトラックであり、そこで大きなポイントを獲得することに熱心でした」「フリープラクティスから予選でトップ4を目指すことを考えていましたが、FP1でのパワーユニットトラブルで週末の流れは良くありませんでした。FP2で走ることはできましたが、少し焦りました。その後、FP3でトラフィックにはまり、本来のパフォーマンスを発揮できなかったので、予選前に実際にどの位置にいるのかわかりませんでした」「(クラッシュした)あのコーナーへの走行はとてもにうまくいっていましたが、少し興奮しすぎていましたし、あの週末に以前に試したよりも遅くブレーキをかけました」「リアがある程度スライドするのは分かっていましたが、リスクを冒そうと考えました。その後、リアが思った以上に滑ってクラッシュしました。Q1でやるべきことではなかったので、本当に後悔しています」レースでのスピンは経験不足によるものが、角田裕毅は理想的な週末ではなかったと語った。「ある意味で、1回のグランプリで2つの大きなミスを犯しました」と角田裕毅は語った。「自分の弱点がすべて出てしまったような気がします。もちろん、結果は非常に悪く、落ち込みました。でも、ポジティブにとらえれば、それらの間違いはすべて1つのレースで行われました。ミスを振り返るという点では良い週末でした」角田裕毅は、イモラを反省し、今週末のF1ポルトガルGPに異なる考え方でアプローチしていると語った。「ここでドライブしたことがないので、今週の自分への期待はイモラよりも少し低いです」と角田裕毅は説明した。「FP1からラップごとにペースを上げていくだけです。もちろん、予選では、特にイモラからアプローチを変える必要があります」「イモラのようなことはやってはいけない。Q1に大きな問題がありました。マシンにはQ2に楽に進めるペースがありましたが、Q1からQ3での2セット目のタイヤのようにプッシュしてしましました。最初のプッシュラップでした。予選へのアプローチを変えていきます。フリープラクティスの状況とペースを確認する必要があります」