アルファタウリ・ホンダF1は、角田裕毅がイモラ・サーキットをF1マシンで走行する動画を公開。F1公式サイトはそのマシンは『AT02』だと紹介している。アルファタウリ・ホンダF1は、2月24日(水)にイモラ・サーキットでの2021年F1マシン『AT02』のシェイクダウンを実施。昨年マシン『AT01』も持ち込まれ、ルーキーの角田裕毅とチームメイトのピエール・ガスリーが交互に走行を行った。
アルファタウリ・ホンダF1は、角田裕毅のヘルメットにカメラをつけて、イモラ・サーキットでのラップを撮影。マシンに乗り込み、グローブをはめてピットを出ていくところから撮影されている。近年、ルーキーがF1マシンで走行する機会は限られているが、レッドブルとホンダの2社から支援を受ける角田裕毅は、アルファタウリ・ホンダでの2021年のF1デビューに向けてこれまで6回のテストを実施。これには、2018年、2019年、2020年のF1マシンの走行が含まれ、アルファタウリは、ホンダのパワーユニットの無料使用を含め、角田裕毅の準備に費用対効果の高いプログラムをまとめることができた。「我々は裕毅の教育に多大な努力を払ったと言わなければならない」とフランツ・トストは Formula1.com に語った。「昨年と今年は、初めて古いマシンを走らせることができたので、過去よりも多くの可能性があった。以前は他のパワーユニットメーカーだったので不可能だった。(ホンダにフェラーリとルノーを何度も切り替えていた) 我々には単純にパワーユニットを備えたマシンがなかった」「ホンダとは、それは簡単なゲームだった。そのため、我々は若いドライバーをマシンに乗せて、思い通りに準備することができた。それらの古いマシンでのテストは、寿命が尽きていないパーツとパワーユニットを使用できるのでそれほど高価ではないし、パワーユニットはホンダから無料で手に入れた。したがって、これらのテストはそれほど費用がかからなかった」「それらは裕毅がF1について何かを学ぶのを大いに助けてくれた。ラップごとに、ブレーキング、ステアリング、マシンの挙動に関する知識と自信が高まり、メカニカル的な側面と空力的な側面について少し学ぶことができる。これは裕毅がアルファタウリで最初のF1シーズンをスタートする際に確実に役立つだろう」