アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、日本人で最初のF1グランプリウィナーを目指している。数年前にヨーロッパのシーンに登場したばかりの角田裕毅だが、ジュニアカテゴリーでの台頭は非常に印象的なものだった。2018年に全日本F4でタイトルを獲得した角田裕毅は、ヨーロッパにわたり、FIA-F3の初年度にレースで勝利を挙げた。
だが、角田裕毅の株が実際に上昇したのは2020年のFIA-F2だった。そこで彼はタイトル候補に成長し、3勝を挙げてランキング3位でシーズンを終えた。その結果、レッドブルとアルファタウリは、ホンダが支援する角田裕毅にF1昇格のチャンスを与えた。そして、角田裕毅には、いつか日本で最初のF1レースウィナーになるという野心がある。これまでの日本人F1ドライバーでのベストリザルトは、佐藤琢磨と小林可夢偉、そして、鈴木亜久里の3位表彰台だ。「他のドライバーを倒したいですし、F1でレースに勝つ最初の日本人ドライバーにもなりたいです」と角田裕毅はアルファタウリ・ホンダF1の2021年F1マシン『AT02』の発表会で語った。残念なことに2020年は角田裕毅をサポートしてきたホンダのF1最終年となる。「ホンダはF4に入ってからサポートしてくれて、キャリアの中で非常に重要な役割を果たしてきました」と角田裕毅は語る。「今シーズン、最高の結果を出すことで、彼らには感謝していもしきれません。今シーズン、できる限り最高の結果を出すことにとって、ドライビングを通して感謝の気持ちを示したいと思っています」「彼らにとってはF1での最後の年であり、それは本当に残念ですが、エンジンパワーが向上しているので、彼らにとって良い年になると思います。今シーズンの僕の主な目標は、チーム、僕自身、そして、ホンダのためにいい結果を出すことです」