角田裕毅は、2021年のF1グリッドで最年少ドライバーになることに臆することはないとし、デビューシーズンで“ミスを恐れてはいない”と語った。FIA-F2での初シーズンとなった2020年、ホンダとレッドブルが支援する角田裕毅はランキング3位という傑出したパフォーマンスを見せ、2021年にダニール・クビアトに代わるピエール・ガスリーの新しいチームメイトとしてアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たす。
まだ20歳の角田裕毅は、シングルシーターでわずか3年を過ごしただけでF1にステップアップ。グリッドで最も経験の浅い最年少F1ドライバーとなる。アルファタウリ・ホンダのウィブサイトのインタビューで2000年代生まれの最初のF1ドライバーになることにプレッシャーを感じているかと質問された角田裕毅は「いいや、プレッシャーは感じていません」と答えた。「今年は僕のルーキーシーズンですし、できる限りマシンに適応するために序盤からハードにプッシュしていきます」「でも、ミスを犯すことを恐れてはいません。もちろん、ミスは少なくするつもりですが、最初は避けられません。昨年のF22で証明したように、ミスから学ぶことができると確信しています」「日本のファンのサポートを得ることができて本当にうれしいです。2014年の小林可夢偉以来、グリッドに日本人ドライバーを迎えることができたことを誇りに思っています」「プレッシャーについては、自分自身にかけているので、そこに関しては何も変わりません。成功するために自分自身をプッシュしたいと思っています」先週、イモラでF1初シーズンに向けて2日間のテストを行った角田裕毅は、メンタリティの向上が昨年のF2で3位に躍り出るための鍵だと語った。「昨年は、仕事のあらゆる面で大きな進歩を遂げたシーズンでした」と角田裕毅は付け加えた。「まず第一にドライビング面もありますが、レースへのアプローチ方法に関するメンタリティと心理学の観点からも進歩を遂げたと思っています」「F2の間に多くのことを改善できたと思っています。非常に成功したシーズンでしたし、僕のレーシングキャリアの中で最高のシーズンのひとつでした」オーストリアでの第2レースでポールポジションを獲得して早い段階でスピードを見せた角田裕毅だったが、序盤戦は堅実な結果を出すのに苦労したことで、心理的なトレーナーと仕事を始めた。その結果、角田裕毅は、シーズン後半に3勝、さらに2回の表彰台を獲得し、6回のトップ6フィニッシュを果たし、ランキング3位まで順位を上げることに成功した。「シーズン序盤もすでにペースが良かったですし、強いライバルと競争することができていましたが、シーズン中盤までは一貫性に欠けていました。それによって序盤のレースでは良いポイントを得ることができませんでした」と角田裕毅は説明した。「そのあと、シーズン中盤から心理トレーナーと一緒に仕事をして、レースの準備方法やレース中の姿勢など、さまざまな要素について話し合いました。その結果、精神面で大きく向上しました」「シーズンの終わりまでには、まだ自分が望んでいた場所にはいませんでしたが、シーズンの序盤から大きく改善しました。コース上での結果は改善し続けました」「昨年の初め、例えばルーキーテスト中は、チームメイトと比べてタイヤマネジメントに苦労しましたが、チームと一生懸命に働き、以前のシーズンのレースを見て、より適切に管理する方法を学びました」「年末までに全員が費やした努力は報われました。ピレリアワードを受賞したことは、僕がどれだけ進歩したかを示しています。モータースポーツのキャリアの次のステップは簡単ではないことはわかっていますが、待ち切れません」
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