レッドブル/ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅は、11月4日(水)にイモラ・サーキットで2年落ちのトロロッソ STR13でテストを実施する。角田裕毅は2021年にアルファタウリ・ホンダでのF1デビューが計画されており、今回のテストはF1マシンに慣れるという目的の他に、フリー走行に出走するための練習専用のスーパーライセンスを取得するために300kmの義務を果たすことが目的となる。
現時点では角田裕毅はF1スーパーライセンス取得のためのポイントを満たせるFIA-F2でランキング3位に位置しているが、万が一、ランキングが下がった場合、フリー走行に出走すれば、1ポイントのスーパーライセンスポイントが加算されるためだ。アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは「角田裕毅が初めてF1カーを走らせるのをとても楽しみにしている。すべてのドライバーにとってそれは非常に特別なことであり、彼はとても良い仕事をしてくれるとポジティブに感じている」とフランツ・トストはコメント。シート合わせのためにアルファタウリ・ホンダF1のファクトリーを訪れた角田裕毅は「初めてF1のモノコックに乗り込みましたが、2年前はF1のモノコックに座れるなんて想像もしていませんでした。初テストにむけて完璧なシートを作るために頑張りました」と語る。「最も重要なことはステアリングホイールに慣れることですね」アルファタウリ・ホンダF1のレースエンジニアのマッティア・スピーニは「初めてステアリングホイールを見るのはちょっと恐ろしいことだと思うが、同時に彼がうまくやろうという決意を目にできたのはポジティブなことだ」と角田裕毅の印象を語った。最後に角田裕毅はF1マシン初走行にむけて次のように意気込みを語った。「ドライビングスタイルを少し変えなければならないと思っていますし、とにかく1周目からプッシュして楽しみたいですね」 この投稿をInstagramで見る Scuderia AlphaTauri(@alphataurif1)がシェアした投稿 - 2020年11月月3日午前7時02分PST