ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅は、FIA-F2選手権第7戦のレース2をアクシデントにより、9位でレース2を終えるFIA-F2選手権第7戦のレース2がスパ・フランコルシャンで行われた。前日のレース1で優勝を果たした角田裕毅はリバースグリッドにより4列目8番手からのスタート。
午前11時10分、気温13℃のコンディションでレースが開始された。スタート後の第1コーナーで行き場を失った角田はアウト側のコース外に逃れ、アクシデントを避けざるを得ない状況となる。その後、ケメルストレートでは背後を突かれポジションを11番手に落とした。その先の第7コーナーで前車と接触。さらにポジションを落とし、1周目を12番手で終えた。混乱する1周目には、他のアクシデントも発生しセーフティカーが導入される。3周目にセーフティカーが解除されレースが再開されるが、すぐにまたアクシデントが起こり再びセーフティカー導入となった。このアクシデントによって角田は10番手にポジションを上げている。6周目にレースが再開されると、接近した集団で角田は上位を狙う。9周目に9番手、13周目に8番手、14周目に7番手と前車をパスしてポジションを上げた。レース終盤、タイヤが厳しくなりながらもペースを保ち7番手でフィニッシュするが、他車との接触に5秒加算のペナルティーが科され、角田は9位に終わった。レース2ではノーポイントに終わったが、第7戦では予選ポイントとレース1優勝によって29ポイントを獲得し、シリーズランキングは3位となっている。角田裕毅(9位)「スタートはまあまあうまくいったのですが、外側だったので1コーナーで押し出されるのは仕方ないと思っていました。それで、その後のストレートでスリップにつかれて、サイドバイサイドになり、ポジションを落としてしまいました。第7コーナーで、前方にコースオフしたマシンが戻ってきて、そのため前のマシンが急ブレーキをかけ、避けられない状況で接触してしまいました。レース後、当たってしまったドライバーがチームに『自分が急ブレーキをかけてしまったので、ユーキも避けられなかったと思う』と言いに来てくれて、それには感謝しています。避けられない状況だったので、ペナルティーは少し厳しい裁定だという思いはあります。その後のペースはよく、前を抜くこともできました。7番手で終えられただけに残念なレースでした。今回のベルギーではポールポジションとレース1の優勝でポイントを重ねランキング3位になりましたが、まだ接戦が続くので、これからも自分にできることをしっかりやり、気を引きしめて今後のレースに臨みたいと思います。予選とレース1は、今回のようにやれればいいと思いますし、レース2では混戦をどのように切り抜けるかを勉強して臨みます」