WRC(世界ラリー選手権)は、深刻な山火事の影響により最終戦ラリー・オーストラリア(11月14日~17日)を中止することを正式発表した。主催者は、州政府、FIA(国際自動車連盟)、緊急サービスおよび地域社会との協議の後、火曜日の午後にキャンセルを発表した。
ニューサウスウェールズ州は最悪の火災状態にあり、その結果、“破局的”と分類された一部の地域で非常事態宣言、完全な火災禁止、および状態が宣言されている。イベントの会長アンドリュー・パパドプロスは、オフィシャル、また他の役割に関与している1,000人以上の人々を必要性を考慮すれば、キャンセルは唯一の選択肢だったと述べた。「ラリーに参加する全員、そして、もちろんより広いコミュニティの最高の利益と安全性を考慮して、ラリーを実施することは適切ではない」とアンドリュー・パパドプロスは述べた。「我々の考えはNSWコミュニティ、特に北NSWでの火災の結果、愛する人、生活、家を失った人々とともにある。ラリーコミュニティへの皆さんのサポートと理解を感謝する」主催者は、4ステージにわたる複数の走行を含む約90kmの短縮ルートをカバーする改訂スケジュールを準備していた。