セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が5度目となるWRCチャンピオンを獲得。最多タイトル獲得記録でセバスチャン・ローブに次ぐ2位に浮上した。セバスチャン・オジェは、WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテンを3位でフィニッシュ。獲得ポイントを215ポイントとし、2017年のWRCチャンピオンを獲得した。また、所属チームのMスポーツも2007年以来となるマニュファクチャラーズタイトルを確定させた。
昨シーズン限りでフォルクスワーゲンがWRCから撤退して、今年Mスポーツに加入したセバスチャン・オジェは「厳しい1年だったし、みんな必死だった。Mスポーツでチャンピオンになれたのは、本当にアメージングだ」とタイトル5連覇についてコメント。「ラリー中、本当に短い間だだったけど、とても強い感情を覚えた。自分の息子が生まれた時も特別な気持ちだった。でも、今日はなぜだか分からないし、説明できない。どうしてこんな気持ちになるのか分からないけど、本当にいい気分だ。僕たちはこの賭けに勝った。賭けではないね。自分たちが選んだ試練にだ。チームのことを誇りに思う」「自分が戦ってきた中で、最も競争的なWRCシーズンだった。選手権はこうあるべきだ。ラリーにとっては本当にいいことだと思う」「たくさんのウイナーが生まれ、どのチームも少なくとも2勝はしている。その一役を担っているのは嬉しいし、新しいマシンもこれまでで最速で、最も楽しいWRカーだ」「レーシングドライバーとして、これほど速いクルマをドライブするのは信じられないくらい楽しいことだ。必死で戦わなくければならなかったし、これまで以上だったかもしれない。これまでは簡単に勝ってきたように見えたかもしれないけど、簡単なことなんて一度もない」「5は単なる数字に過ぎない。もちろん、いい数字だし、ここまでできるとは想像していなかった。だから、この位置にいられるのは素晴らしい気分だし、ラリーは今でも自分に強い感情を与えてくれる」「今は何も発表することはないけど、まもなくだ。ここにいる多くの人が正しい予想をしているとは思うけど、100%確信はしていない。まだ考えをまとめているところだ。妻からは、家にいるように強くプッシュされているけど、自分にはもう少しアドレナリンが必要だ」
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