ウィリアムズ・レーシングのF1チーム代表ジェームス・ボウルズは、この10年で「最高のシーズン序盤」だとしながらも、逃したポイントもあると語った。ボウルズ率いるチームは、ここまでの14戦のうち10戦でポイントを獲得し、ランキング5位の70ポイントとなっている。
「まず、どう感じているかというと、最初に複雑な気持ちだ。ここまで来られたことを非常に誇りに思っている。これは我々にとってこの10年以上で最高のシーズン序盤であり、この道のりで多くのポイントを獲得できたことは良かった」とボウルズはチームの配信「The Vowles Verdict」で語った。「それがポジティブな面だ」ボウルズは2023年にヨースト・カピートの後任としてウィリアムズに加入し、チームをかつてのタイトル獲得チームに戻すために取り組んできた。ウィリアムズはコンストラクターズタイトルを9回獲得しているが、最後に王座を獲得したのは1997年だ。46歳のボウルズはシーズン序盤の好成績を評価しつつも、さらに多くのポイントを獲得できた場面があったと指摘する。「ネガティブな面は、いくつかのレースを振り返ると、例えばイモラはカルロスとの戦略、マイアミはアクシデントとマシンダメージ、そしてコンディションの組み合わせだ。どちらのレースでもマシンは非常に非常に良く走っていて、もっと多くのポイントを獲得できたはずだ」「同じくオーストリアでは、アレックスがP6を走っていて、その時点で安定してP6を走行していたのに信頼性のトラブルが発生した。確実に取れるポイントを失ったのは痛い。そして世界選手権が接戦である中ではなおさらだ。それでも、速いマシンに勝るものはない。残りのシーズンのほとんどのサーキットで、我々のマシンは競争力があると確信している。我々には、その道のりで可能な限り多くのポイントを獲得する義務と責任がある」2025年シーズンは残り10戦で、次戦は8月29日〜31日のオランダGP(ザントフォールト)となる。
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