ウイリアムズ・レーシングの元F1チーム代表であるヨスト・カピートが、アメリカを拠点とするナイトロクロスシリーズのシニアアドバイザーとして新たな役割をスタートさせた。カピートはウィリアムズ・レーシングのCEOを務めた後、2021年半ばにF1チーム代表に任命され、2022年シーズン終了までチームを率いた。後任にはメルセデスのジェームス・ボウルズが就任している。
カピートは、2016年秋にマクラーレンのCEOに就任したものの、ロン・デニスが追放され、新CEOのザク・ブラウンが独自のチームを率いることになったため、2年足らずでその職を去った。カピートはBMW、フォード、フォルクスワーゲンで世界ラリー選手権の経験を積んでいる。今回、カピートは、米国のレーサーでありスタントパフォーマーでもあるトラビス・パストラーナらが立ち上げたこのシリーズのシニアアドバイザーになることに同意した。「パワフルでエキサイティングなEVをフィーチャーしたラリークロスとその未来に対する私の強い信念が、ナイトロクロスに貢献する動機となっている」とカピートは説明した。「ロレンツォ・フェルティッタとダナ・ホワイトと話した結果、我々のビジョンはモータースポーツの限界を押し広げるだけでなく、競争と革新の新時代を鼓舞するものだと確信した」カピートは元NASCAR幹部のマイク・ラヘタとともにナイトロクロスに加わる。
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