ウィリアムズ・レーシングのF1チーム代表を務めるジェームス・ボウルズが、チームを率いた1年目を振り返り、コンストラクターズ選手権で7位を獲得したことはシーズン開幕時の予想よりも良かったと認めた。ウィリアムズは、前年はグラウンドエフェクトの新しいテクニカルレギュレーションに対応するのに苦労し、コンストラクターズランキングで最下位に沈んでいた。
しかし、今年はアルファタウリの終盤の追い上げを抑えて7位に入り、一歩前進した。先月ラスベガスで、トト・ヴォルフ(メルセデス)、フレデリック・バスール(フェラーリ)、ザク・ブラウン(マクラーレン)の隣に座ったボウルズは、ウィリアムズのシーズンを振り返った。ウィリアムズが7位に入ることが予想していた結果だったかと質問されたボウルズは「期待していたよりも良い結果だと思う」と認めた。「しかし、私が一緒にソファに座っている人々のことを忘れてはならない。バーレーンでマクラーレンと戦っていた。彼らは表彰台と優勝を争っている」「チャンピオンシップのトップ4が私の隣に並んでいる。そこに到達することが願望だ。そしてその背後にある現実は、今年、マクラーレンもその1つであり、アルファタウリもその1つであり、クルマに大きなパフォーマンスを発揮して巨人と戦い始めているチームがあるということだ」ウィリアムズは2022年の最下位から順位を上げてランキング7位を獲得「我々の目標は、これまでと同じように前進し続けることだ。今、ウィリアムズはポイントを獲得していない状態から、夏休み以降、ほとんどの大会でほぼ確実にポイントを獲得できるは、あるいはポイントを獲得する能力を備えるようになった」「つまり、12か月前とは状況が大きく異なっています。しかし、先ほども言ったように、我々の目標は、今いる場所を超えてグリッドを上に進み続けることであり、それには我々がいる場所からさらに多くの努力が必要になるだろう」メルセデスのチーフストラテジストを退任し、F1チーム代表としての初シーズンとなったボウルズは、これまでのウィリアムズでの経験について詳しく語った。「私は幸運に恵まれた…それはトトとフレッドとザックとここに座っているからではない」「だが、幸運なことに、この旅で私を助けてくれた人々が周りにいたし、トトから多くのことを学んだ。全部が全部使えるというわけではない。正直、中にはかなりゴミみたいなものも混ざっているからね。でも、この旅でトトから多くのことを学んだ」ボウルズはウィリアムズに移籍する前に、ヴォルフからどれだけ多くのことを学んだかを明かした。「いや、冗談はさておき、トトは本当に私を指導してくれて、渡井が知らなければならないことをたくさん教えてくれた。そして、この道で経験を積んできた仲間たちに比べて、私はまだまだ追いつかなければならないことがたくさんある」「私がこの場所を獲得し、この場所に値することを世界に示したいと願っている。しかし、ウィリアムズが本当に戦線復帰を望んでいる真剣なチームであることを確実に示すために、私には今後やるべきことが膨大にある」「そして、それは決して一人の仕事ではない。そううまくはいかない。1,000人とか800人とか、舞台裏で本当に大変な仕事をしている人たちがいて、その人たちのおかげで組織として今がある。我々の仕事は、大まかに正しい方向を向いていることを確認しているにすぎない」