ウィリアムズF1は、レース界のベテランであるヨースト・カピートが2月にCEOに就任することを発表。また、暫定でF1チーム代表を務めていたサイモン・ロバーツが正式にF1チーム代表に就任することを発表した。62歳のヨースト・カピートは、様々な役割でいくつかの自動車メーカーとF1チームで働いてきた経歴がある。元バイクレーサーでパリ・ダカールに参戦していたヨースト・カピートは、1980年代後半にBMWでパワートレーン開発エンジニアとして活躍した後、1989年にモータースポーツマネジメントの役割でポルシェに入社。
1996年には運営委員会のメンバーとしてザウバーに入社し、2年間最高執行責任者を務め、フォード、ペトロナス、レッドブルなどとの関係を築きながら、5年間チームに在籍した。2001年10月には特殊車両エンジニアリングのディレクターとしてフォードに入社。10年間で様々な役割で仕事に従事し、最終的にはグローバルパフォーマンスビークルおよびモータースポーツ事業開発のディレクターになった。2012年5月に彼はフォルクスワーゲン・モータースポーツの責任者となり、成功したWEC(世界ラリー選手権)プログラムを監督し、2016年9月にCEOとしてマクラーレンに移籍したが、わずか5か月間でチームを離れた。その後、2017年6月にフォルクスワーゲンに戻り、Rパフォーマンスカー部門を運営した後、10月に退職。その後、Linkedinのプロフィールで“新しいチャレンジを探している”と記述していた。「チームとF1の両方にとってこのようなエキサイティングで要求の厳しい時期にウィリアムズ・レーシングに参加できることを大変光栄に思う」とヨースト・カピートは語った。「この名高いチーム、そして、このスポーツでそのような心に訴える名前をもったチームの将来の一員となることを光栄に思う。私はこのチャレンジに大きな敬意と大きな喜びをもって取り組んでいく」ドリルトンとウィリアムズの会長を務めるマシュー・サベージは、ヨースト・カピートの任命について「彼は経験豊富で競争力のある個人であり、勝利チームを築き上げてきた、彼自体が勝者だ」とコメント。「彼はウィリアムズの遺産を理解しており、グリッドの最前線に戻るという割れ和rの目標を追求するためにチームとうまく連携してくれるだろう」サイモン・ロバーツは、ヨースト・カピートの部下となり、ヨースト・カピートはマジュー・サベージの部下となる。