ウィリアムズF1チームの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、厳しいルーキーシーズンとなったジョージ・ラッセルのパフォーマンスを表彰した。F2チャンピオンとしてF1に昇格したジョージ・ラッセルだったが、ウィリアムズの2019年のパフォーマンスは乏しく、同じF2卒業生のランド・ノリスやアレクサンダー・アルボンとは異なり、後方での戦いを余儀なくされた。
それでも、ジョージ・ラッセルはチームメイトのロバート・クビサを予選ですべて倒すなど、腐らずに自身のパフォーマンスに集中した。「ジョージには感動させられました」とクレア・ウィリアムズはコメント。「チーム内にいなければ、それがどれほど大変だったかはわからないと思います。ジョージは自分の状況を理解し、自分にできることを見極めていました。我々は彼にどうなるかを非常に明確に警告していました」「最初から、彼は望んでいるクルマを持っていませんでしたし、彼にとって困難だったと思います。ですが、彼の振る舞いは本当に模範的と言えるものでした。競争力のあるマシンに乗れば、彼は本当に輝きを放てるドライバーのひとりです」クレア・ウィリアムズは、ジョージ・ラッセルのパフォーマンスにナイジェル・マンセルを重ね合わせたと語る。「私たちは土曜日の予選での彼の走りを熱心に見ていました。ウィリアムズは後方にいるので、人々はジョージ・ラッセルの走りに注目することはないかもしれません。ですが、彼がコースに出るとスタッフがテレビ画面ーの周りに集まって、彼の走りを見て興奮しています」「少しナイジェル(マンセル)を彷彿させます。彼は可能な限り全てのものを引き出しています。それでもQ2進出には2秒ほど足りないかもしれませんが、彼は非常に印象的なラップを叩き出します」「それだけではありません。彼はルーキーにも関わらず、F1マシンについての知識が豊富ですし、エンジニアの情報を理解する力もあります。非常に印象的でした」「彼はシーズンを通して振る舞いを変えることはありませんでした。チーム全員がそのような素晴らしい人間性を持つジョージのことが好きです。ジョージはチームの士気を保つためにどういった役割を担えばいいかを理解してくれたので、非常に感謝しています。もちろん、不満をこぼす時もありますが、常に前を向いて我々の要求に応えてくれました。彼はそれ以上のことをしてくれましたし、チームの士気を保つという点で非常に大きな役割を果たしてくれました」「彼はまさに次世代のウイリアムズを象徴する存在ですし、エキサイティングなことです。ジョージはレーシングドライバーに必要なあらゆるものを兼ね備えていますし、彼のようなドライバーが私たちのマシンをドライブしてくれていることを非常に誇りに思います。彼がもっと実力を発揮できるようなマシンに乗せてあげたいです」
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