元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、ウィリアムズはチームとして“死んでいる”と厳しい言葉を投げかけた。今年、ウィリアムズはF1マシンに新しいデザイン哲学を採用したが、空力はまったく機能しておらず、ライバルに対して大きく遅れている。
10戦を終えた時点で、F1アゼルバイジャンGPでランス・ストロールが8位入賞を果たした4ポイントを獲得できておらず、ウィリアムズはコンストラクターズ選手権で最下位に沈んでいる。また、チームメイトのランス・ストロールは、全ドライバーのなかでまだ唯一ポイントを獲得できていない。二人のペイドライバーを起用したウィリアムズにとって希望の兆しはほぼ見られておらず、その二人にさえレースのたびにマシンを公然と批判されている。ウィリアムズの前途は見えているかと質問されたジャック・ヴィルヌーブは「いいや、チームは死んでいる」と Motorsport-Total.com にコメント。「私には何も見えない・・・単純にマネジンメントがなっていない」ジャック・ヴィルヌーヴは、フランク・ウィリアムズが犯したミスのひとつとして、モータースポーツの経験があるジョンサンではなく、クリア・ウィリアムズに手綱を任せたことを挙げている。「後継者をどちらにするかという選択肢があったが、彼らはジョナサンではなく、クレアを選んだ。大きなミステイクだ。今日、チームがどの位置にいるかを見てみればいい」「ピラミットの頂点を見なければならないようなチームになると、まず頭上に悪臭を漂ってくる。彼らは完全に盲目であり、そのようなときはチームがどの位置にいるかを認識することが重要だ」「自分たちがめちゃくちゃであることを認めなければならない。チームがどのようにそこから抜け出すつもりなのか私には見えない。とにかく私にはそれが見えていない」