ウィリアムズは、F1アゼルバイジャンGPでセルゲイ・シロトキンが3グリッド降格ペナルティを科せられた件について、フェルナンド・アロンソが激しくダメージを負ったマシンでピットに帰還してレースに復帰した件などいくつかの事案についてFIAに異議申し立てを行った。ウィリアムズのセルゲイ・シロトキンは、F1アゼルバイジャンGPのオープニングラップでのセルジオ・ペレス(フォース・インディア)との接触に3グリッド降格ペナルティと2点のペナルティポイントを科せられた。
セルゲイ・シロトキンのグリッド降格ペナルティは、今週末のF1スペインGPで適用されることになっている。ウィリアムズは、同じレースでケビン・マグヌッセンがピエール・ガスリーとの接触で10秒加算ペナルティと2点のペナルティポイントを科せられた件、さらにオープニングラップでキミ・ライコネンと接触したエステバン・オコンがペナルティを免れた件を例に挙げ、セルゲイ・シロトキンに科せられたペナルティを見直すよう要請した。また、セルゲイ・シロトキン、ニコ・ヒュルケンベルグ、フェルナド・アロンソが絡んだ事故にあと、アロンソが右側の前後のタイヤがパンクした状態でピットに帰還した件についても調査するよう求めた。この接触が原因でセルゲイ・シロトキンはリタイアしているが、フェルナンド・アロンソは7位でレースをフィニッシュしている。FIAは「チームはレースの1周目のターン2での14号車(アロンソ)、27号車(ヒュルケンベルグ)、35号車(シロトキン)が絡んだ事故、14号車がピットに帰還した際のドライバーの行動についてスチュワードに見直しを要求した」とコメント。これらの見直しは、トム・クリステンセンを含めたF1アゼルバイジャンGPのスチュワードが参加する火曜日の午前10時から開催されるテレビ会議で議論される。セルゲイ・シロトキンのペナルティの見直しは、ウィリアムズがバクーでスチュワードが考慮しなかった新しい証拠、もしくは“新しい要素”があったことを証明した場合に初めて進められることになる。FIAが新たな要素があると予備審問で合意した場合、1時間後に第2回目の審問が行われる。FIAは「チームは要請に関連した証拠を提供するためにスチュワード会議に出席することを要請されている。第14条3項に定義されている“新しい要素”が存在するかどうかを判断するための予備尋問が行われる」とコメント。「新しい要素がスチュワードによって判断された場合、審査を行うための別の審問が続いて行われる。2回目の審問はその新しい要素が存在する場合にのみ実施される」
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