ウィリアムズのチーフテクニカルオフィサーを務めるパディ・ロウは、2018年F1マシン『FW41』が競争力を発揮できていない理由を経験の浅いランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンのせいにすることはないと語る。今年、ウィリアムズは開幕3戦で低迷。全チームで唯一ポイントを獲得できておらず、コンストラクターズ選手権で最下位10位に位置している。
ウィリアムズは、昨年のバクーでF1最年少表彰台を獲得したランス・ストロールとルーキーのセルゲイ・シロトキンを起用。開幕戦ではストロールがQ2に進出しいたが、それ以来Q1を突破できておらず、今年ここまでのレースでのベストリザルトは14位となっている。このペイドライバーの起用にシーズン前から元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは「金に魂を売った」と批判。昨シーズン限りでウィリアムズを離れてF1を引退したフェリペ・マッサも「お金を優先したことで大きな代償を払った」と語っている。だが、パディ・ロウは、FW41のパフォーマンス不足の言い訳としてランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンの経験不足を理由に挙げるつもりはないと主張する。「クルマを開発しようとする際に人間よりも標準的なテストをするのが最も簡単なのは明らかだ。ラボで実験しようとするものだ」とパディ・ロウは説明。「最終的には実際のドライバーが運転するクルマですべてを行うことになるし、クルマの解釈にはドライバーのクオリティ、ドライバーの影響を考量しなければならない。そして全てのドライバーは異なる」「我々は比較的経験の少ない2人のドライバーを起用している。だが、我々は彼らがやっていることにとても満足している。我々に何らかの問題を引き起こしてるわけではない。適切なパフォーマンスを発揮していない、もしくは我々が意図していたクルマを製造できていない事実から注意を逸らすことは許されない」パディ・ロウは、現在の苦境にウィリアムズが“意気消沈しているわけではない”と述べ、チームは厳しいシーズンのスタートを好転させるために迅速な進歩を遂げられると確信していると語る。「意気消沈はしていない。それは状況を把握する方法にはならないからね。気持ちを切り替え、分析し、自分たちがどの位置にいるかを理解することが重要だ。そのあとで自分たちがやらなければならないことを理解し、その周りの組織に焦点を当てていく」「まさにそれが我々が実施していることだ。競争という点で我々が望んでいた位置にはいない。だが、それは我々自身によるものだ。我々が行ってきたことが十分ではないことは明らかだ。だが、我々が堅実な進歩と急速な進歩を遂げられるという楽観主義がすでに存在している。我々はすでにその道を歩み始めている」
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