ウィリアムズ・グランプリ・ホールディングスは、2012年が500万ポンド(約7億6000万円)の赤字であったことを明らかにした。2011年にはグループ全体で740万ポンド(約11億2400万円)の黒字を計上したウィリアムズだが、2012年は「グループの主要収益における会計処理の影響」によって赤字になったと述べた。
2012年、ウィリアムズはF1スペインGPでパストル・マルドナドが2004年以来となる優勝をもたらしたが、ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリングは60万ポンドの損失を抱えた。ウィリアムズは、フォーミュラ・ワン・マネージメントから受け取った940万ポンド(約14億2770万円)のテレビ放映権料を「今日の会計基準における技術的な解釈」により含めなかったと説明した。しかし、グループ全体の売上高は1億450万ポンド(約158億7150万円)から1億2700万ポンド(約192億8890万円)に上昇し、その率は22%となった。ウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズは、損失を出している部門はあるもののチームの長期的な存続に影響はないと考えている。「2012年、ウィリアムズはトラック内外で期待の持てる進歩を遂げており、2013年もこの勢いを維持しようと決心している。特にスペインGPでの優勝はハイライトだった。今も力強いスポンサーシップ、パートナーシップ、技術的提携の発展を続けている」「結果的にウィリアムズF1チームはF1世界選手権のコンストラクターズチャンピオンシップを8位で終えた。我々がいるべきポジションにたどり着くにはまだ道のりが残っているが、昨シーズンに改善したことは明らかだ」
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