ウィリアムズは、レッドブルとロータスが採用している傾斜型のエキゾーストをFW35に導入した。ウィリアムズは、当初採用していた2つのターニングベインが搭載したエキゾーストがFIAから違法と判断されていた。ウィリアムズは、レッドブルとロータスと同じルノーのF1エンジンを搭載しているが、レッドブルとロータスは、エンジンマッピングの変更を余儀なくされている。
傾斜エキゾーストは、排気ガスを吹き付けてフロアまで正確に導くことでアドバンテージを得る設計であるが、サイドポッドのアンダーカットを大きく取らないリア回りはオフスロットル時には不利とみられており、ルノーはそれを補うために新しいエンジンマッピングを考案したと考えられている。ウィリアムズは、新しいエキゾーストの導入とともにハイノーズを再び導入している。