フェルナンド・アロンソが、F1とスポーツカー耐久レースを両立できると考えているのであれば、それは“間違い”だと友人であるマーク・ウェバーは語る。マーク・ウェバーは、F1を引退した後、ポルシェからWECのLMP1クラスにフル参戦して耐久レースを経験している。フェルナンド・アロンソは、今月末にデイトナ24時間レースに参戦。今年のル・マン24時間レースで勝てるかどうかを見極めようとしている。
昨年12月にはWECルーキーテストでトヨタ・TS050 ハイブリッドをテスト。世界3大レースでの“3冠”達成を実現するためにトヨタからル・マン24時間レースに参戦するだけでなく、他のWECラウンドにも参戦するのではないかとの噂もある。だが、F1とスポーツカーとでエネルギーを分けるというフェルナンド・アロンソの決定を支持しているかと質問されたマーク・ウェバーは「いいや。それは間違いだ」とコメント。「2つはまったく異なるものだし、両方とも精神的に多くのエネルギーが奪われる。F1をやっていれば、気を散らしている余裕はないと思う。F1はかなり特殊であり、そのような余裕はない」だが、数年前にはニコ・ヒュルケンベルグ(当時フォース・インディア)がF1と並行してポルシェからル・マン24時間レースにスポット参戦。見事、優勝を成し遂げている。しかし、マーク・ウェバーは「それはF1の2流のチームとのことだ。プレッシャーが違う」とコメント。「それに彼はル・マンのトップチームとの参戦だたし、そのことは状況をかなり簡略化していた」マーク・ウェバーは、フェルナンド・アロンソが今月のデイトナ24時間レースで優勝する可能性さえあると考えているが、そのような活動の意味に疑問を投げかける。「彼は優勝したら素晴らしいだろう。彼は世界の他の誰よりも才能のあるドライバーだ。そうなったら素晴らしいだろうが、それは彼に何も与えないだろう」
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