ヴィルヌーヴ・レーシングは、FIAの技術面と財政面の審査に合格しているという。BBC Sportによると、ジャック・ヴィルヌーヴは、来年の13番目のチームとして「ヴィルヌーヴ・レーシング」の参戦を申請し、技術的・財政的審査に合格したことを認めたという。だがジャック・ヴィルヌーヴのF1復帰が、ドライバーとしてなのか、またはチームオーナーとしてなのか、それともその両方で復帰するつもりなのかは明らかになっていない。
2011年のF1参戦枠はひとつ残されており、ヴィルヌーヴ・レーシングはその枠に参戦した3チームのひとつとされている。ヴィルヌーヴ・レーシングは、イングランドに設立されると報じられているが、一説では同じくF1参戦を目指すイタリアの元GP2チームのデュランゴがサポートするとの噂がある。13番目のグリッド獲得を目指しているとされる3チームのうち、スペインのエプシロン・ユースカディは独自に参戦するインフラが整っているため、ヴィルヌーヴ・レーシングが残りの候補として名前が挙げられているサイファー・グループ、デュランゴ、ステファンGPのどれかとジョインで参戦する可能性はある。また、元ルノーのフラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズがチームに関与するいう噂もあるが、ジャック・ヴィルヌーヴはこれまでフラビオ・ブリアトーレを批判しており、二人が協力する可能性は低いとみられている。ジャック・ヴィルヌーヴは、「僕がF1プロジェクトに一生懸命取り組んでいることを秘密にしたことはない」としているが、「詳細や計画については議論していないし、今それについて話すつもりはない。コメントはしない」と詳細を語ろうとはしない。ヴィルヌーヴのマネージャーで1999年にBARの設立に関与したリック・ゴーンは「噂には真実の要素も含まれている」と含みを持たせている。「F1復帰の可能性はある。彼には復帰の意向がある。我々が取り組んでいるのはそのプロジェクトだ」ジャック・ヴィルヌーヴは、2006年シーズンの第13戦ハンガリーGPでロバート・クビサにシートを奪われ、BMWザウバー、そしてF1から離れた。今シーズンの開幕前、ジャック・ヴィルヌーヴはステファンGPでレースをすることに同意したが、FIAはUSF1の後継者に名乗りを挙げたステファンGPの申請を却下していた。FIAは、ヴィルヌーヴ・レーシングが2011年の13番目のグリッドの候補のひとつであるとの噂についてはコメントしていない。 FIAは、13番目のチームについて7月下旬から8月上旬に発表するとみられている。
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