「エステバン・オコンのF1キャリアを止めたのはメルセデスの責任」 元F1ドライバーのジャック・ヴィルヌーヴは、エステバン・オコンのF1キャリアを止めた責任はメルセデスにあると非難する。昨年までフォースインディアからF1に参戦して高い評価を得ていたエステバン・オコンだが、新オーナーであるローレンス・ストロールの息子ランス・ストロールの加入によってシートを失うことになった。
エステバン・オコンは、ルノーやマクラーレンと交渉していたが成立せず、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは他チームの“政治”と“嘘”があったとして批判していた。オコンは、引き続きメルセデスの支援を受けており、今季はメルセデスのテスト兼リザーブドライバーを務める。しかし、ジャック・ヴィルヌーヴは、最終的にエステバン・オコンのキャリアを停滞させたのはメルセデスとの繋がりだと語る。実際、トロロッソに空席のあったレッドブルは、メルセデスとの繋がりを理由にオコンの起用を見送っている。「エステバンはメルセデスのおかげでF1に入ることができた」とジャック・ヴィルヌーヴは RMC にコメント「同時に、メルセデスにいることが他の場所へ行くのを妨げたのも事実だ」「彼は自分自身で予算をもたずに数年間F1にいられるだけでも十分に幸運だったし、それは素晴らしいことだ。彼はネガティブに考えるよりもそれを誇りに思うべきだ」47歳のジャック・ヴィルヌーヴは、若いレースドライバーのための資金調達プログラムを立ち上げたと述べた。「今日では才能よりも財政面での貢献の方が重要だという印象を持っている」とジャック・ヴィルヌーヴは Le Journal de Montreal にコメント。「長年パドックにいるし、本当に注目してその様子を見てきた。おそらく私にも子供がいるからかもしれない」「しばしば、両親がやってきて『息子を助けるために何をするべきだろうか?』と尋ねてくる。『他のことをするように彼に伝えなさい』という言うのが今の私が最初にする返答だ」「酷い答えではあるが、嘘をつくことはできない」
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