ジャック・ヴィルヌーヴは、2011年にロータスでF1復帰できるチャンスがあったという見方を否定した。今年ジャック・ヴィルヌーヴは、ロータスカラーのマシンでのインディカー参戦をオファーされており、その後2011年からグループ・ロータスとルノーの提携が発表されたため、F1復帰へ発展していたかもしれないというもの。「議論はなかった」とジャック・ヴィルヌーヴは Rue Frontenac にコメント。
ジャック・ヴィルヌーヴは昨年後半、友人のジノ・ロサトと会うためにノーフォークのロータスの本部を訪れていた。「F1に関する議論はなかった」とヴィルヌーヴは語る。「僕がF1復帰にどれくらい一生懸命に取り組んでいたかはみんなが知っている。僕に必要なことがインディカーで1年過ごすことだけだったら、そうしていただろうね!」「実際、ロータス・カーズのF1計画が進んだのはここ数カ月だ」現在グループ・ロータスの企業業務担当副社長を務めるジノ・ロサトも、ジャック・ヴィルヌーヴの発言に同意した。「インディカーについてジャックと話をしたとき、F1は我々の計画にはなかった」とジノ・ロサトは述べた。「彼に我々と一緒にレースをして欲しかった。ジャックとロータスは自然にフィットすると思っていたが、星は揃わなかった」ジャック・ヴィルヌーヴはインディカーのオファーについて次のように述べた。「僕たちがインディカーについて話をしたのは事実だ。だが、すでに佐藤琢磨がファーストドライバーとして起用されていたし、当時パートナーがF1に投資することを望んでいた予算のいくつかを持ち込むように要求された」「それは選択肢ではなかった。それにインディカーとインディ500はすでにやっている。シリーズが分裂する前のもっと競争的なときにね」「予算を持ち込まなければならないなら、すでに成し遂げていることに戻るのではなく、NASCARのような新しいチャレンジに使うつもりだ」