セバスチャン・ベッテルは、レッドブル・レーシングに復帰するとの噂を否定。チーム代表のクリスチャン・ホーナーとは久しく話をしていないと語った。セバスチャン・ベッテルのF1での成功の頂点はレッドブル時代に築かれた。2010年から2013年までドライバーズタイトルを4連覇。その期間にレッドブル・レーシングもコンストラクターズタイトルを4連覇している。
2015年にセバスチャン・ベッテルはスクーデリア・フェラーリに移籍。勝利は重ねたものの、ドライバーとチームの両方が切望していたタイトルには至らなかった。2020年末にスクーデリア・フェラーリから放出されたセバスチャン・ベッテルは、アストンマーティンF1チームに移籍し、で2年目を迎えるが、2022年シーズンはポジティブなスタートとはなっていない。アストンマーティンAMR22は競争力に欠け、第4戦エミリア・ロマーニャGPで8位入賞を果たしてようやく初ポイントを獲得した。表彰台争いから遠く離れた車で勝利やタイトルに挑戦する可能性が低いことから、セバスチャン・ベッテルが2022年以降もアストンマーティンF1チームとの契約を延長するかどうかについては疑問符が渦巻いている。F1引退も囁かれるなかで、セバスチャン・ベッテルは、セルジオ・ペレスが2022年以降の契約をまだ結んでいないレッドブル・レーシングに復帰する可能性があるとの噂も浮上した。チーム代表のクリスチャン・ホーナーが救いの手を差し伸べたとの噂だが、セバスチャン・ベッテルは即時にその話を否定した。「何年もの間、クリスチャンとは話をしていない。それは真実ではない」とセバスチャン・ベッテルはRacingNews365.comに語った。したがって、レッドブル・レーシングが選択肢にない場合、4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは今シーズン末で完全にF1から離れる可能性もある。セバスチャン・ベッテルは、2022年以降の将来はまだ決定しておらず、アストンマーティンのF1チームのパフォーマンス大きく依存していることを認めている。「僕はまだアクティブだ。契約は年末まで続く。まだ決定は下されていない」とセバスチャン・ベッテルはBildに語った。「車の強さ、チームの発展、そして、レースの進め方次第だ。でも、僕は嘘をつく必要はない。僕の将来は、これからやってくるトピックであり、僕が扱っているトピックだ」「僕にはたくさんのアイデアがあり、たくさんの人と話し、簡単に刺激を受けているというのが真実だ」「でも、明日、完璧なフォローアップのキャリアを築くために自分自身にプレッシャーをかけるつもりはない。完璧なものを見つけることへの期待を高めたくない」「僕はF1で自分が非常に得意なものを見つけました。自分が世界一と競争できる何かをね。その後に何が起こるかは時間だけが教えてくれる」「現在、僕は自分の仕事を遂行している。2年前に『あと2年走る』と言った。でも、それ以降の人生については、今は毎日考えていない」