アストンマーティンF1のセバスチャン・ベッテルにとって、2021年は困難なシーズンとなったが、古いライバルであるフェルナンド・アロンソとの戦いにいくつか楽しみを見い出していた。かつてタイトルを争った2人のF1ワールドチャンピオンは、フェルナンド・アロンソがアルピーヌF1で2年ぶりにグリッドに戻ってきたことで、再びコース上で再会した。
だが、以前とは異なる、戦いの場はミッドフィールドとなった。アストンマーティンとアルピーヌは、予選でQ3に進出することがグランプリ週末の最初の目標となり、決勝でフェルナンド・アロンソとセバスチャン・ベッテルは定期的にバトルをすることになった。2010年にレッドブルにいたセバスチャン・ベッテルは、フェラーリにいたフェルナンド・アロンソを倒して最初のF1ワールドチャンピオンを獲得。その後の3シーズンのうち2シーズンでも、1位と2位でシーズンを終えている。2021年、彼らはそれぞれ1回ずつ表彰台を獲得。実際にはセバスチャン・ベッテルはF1ハンガリーGPで2位でフィニッシュしているが、レース後に燃料サンプルが足りないという車両規定違反によって失格となっている。アストンマーティンF1での最初のシーズン全体についてセバスチャン・ベッテルは「楽しむことができた」とFormula1.comで振り返った。「ミッドフィールドは非常にタイトだったし、もちろん、フェルナンドとの戦いは特別だ。かなり久しぶりに戦って、思い出が戻ってきた。最後に僕たちが本格的に戦ったのはチャンピオンシップをかけての戦いだった」「とても楽しかったけど、明らかに来年はもう少し上位グリッドで、もっと大きなトロフィーに挑戦することを目指している」フェラーリからアストンマーティンへの移籍についてセバスチャン・ベッテルは「チームは素晴らしいと思う。チームと一緒に仕事をするのは本当に楽しい。明らかに大きな変化だったと思う」「でも、結果に関しては、明らかに違う。チーム全体と僕自身、もっと多くのことを望んでいた」
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