セバスチャン・ベッテルは、F1ヘルメットのカラーリングの変更制限を撤廃するという新しいルールをすぐに活用することはないようだ。フェラーリに移籍する前のレッドブル時代のセバスチャン・ベッテルはほぼ全てのレースでF1ヘルメットのカラーリングを変更。FIA(国際自動車連盟)がカラーリング変更を1回限りに制限するルールを導入することを決定した主な理由のひとつだった。
しかし、このルールは2020年のF1世界選手権では廃止された。今後の注目点のひとつは、4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが、過去のカラーリングの切り替え習慣を再開するかどうかだ。セバスチャン・ベッテルのF1ヘルメットのデザインを手掛けるイェンス・マンサーは、2020年シーズン序盤のベッテルのデジアンはお馴染みの白をベースにドイツのトリコロールのストライプが入ったものになると f1-insider.com に語った。「ルールが変更されたとき、セバスチャンはすでにメルボルンに向かっていた」とイェンス・マンサーは語る。「いずれにしろ、シーズンの最初のヘルメットはすでに完成している」だが、イェンス・マンサーはその後もセバスチャン・ベッテルが以前の習慣に戻るとは考えていないと語る。「フェラーリの赤は、レッドブルの青ほど多くの色と調和しない」とイェンス・マンサーは語る。「服のようなものだ。赤いズボンよりもジーンズのほうが多くのトップスを着ることができる。多くの色で遊んだ時代は終わったと思う」当然のことながら、イェンス・マンサーは、F1ドライバーがヘルメットのデザインを通して自分自身を表現できるようにするという決定を支持している。「ヘルメットはドライバーのものであり、彼が自分自身を表現できるほぼ唯一のものだ」とイェンス・マンサーは述べた。