フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1シンガポールGPの決勝レースで待望の今季初勝利を挙げた。3番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルは20周目にハードタイヤを交換。結果的にアンダーカットを成功させることになり、実質トップでコースに復帰する。
メルセデスの2台がピットを遅らせたこともあり、セバスチャン・ベッテルはトップをキープ。昨年のF1ベルギーGP以来、22戦、392日ぶり、今季初勝利、通算53勝目を挙げた。「とても嬉しい。素晴らしいレースだった」とセバスチャン・ベッテルはコメント。チームにとって良い結果だと思う。シーズン開幕時からちょっと厳しかったけど、ここ数週間ようやくカムバックしてきたし、本当にみんなのハードワークに感謝している」「第2にファンのみんな。ありがとう。ここ数週間応援してくれたし、とにかくベストを尽くしてやってきた。たくさんの応援、メッセージ、手紙をもらった。感謝している。みんなの“人生うまくいかにこともある”といったストーリーも教えてもらって、そのことを思いに入れて走った」セバスチャン・ベッテルの勝利はフェラーリのピット戦略によってもたらされたとも言える。自分でコールしたのかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「いいや。ギリギリのコールだった」とコメント。「ちょっと早いな思った。第2スティントでタイヤを持たせることができるかわからなかった。アウトラップを全力で走ったし、前に2台いたけど、ルイスがピットインしなかったことには少し驚いた。僕の方が前で出て、そこからタイヤマネジメントをして、なるべく早くギャップを稼ごうとした。そのあと、セーフティカーが出てしまったけどね」「21コーナーのところで、最後ピットエントリーの前のコーナーでコールがあった。誰かが入っていたのかもわからなかった。僕にとってはとてもうまくいった」「最初は冷えたタイヤに少し苦戦したけど、最後までうまくマネージして、クルマがどんどん良くなっていった」