セバスチャン・ベッテルは、今シーズン限りでF1を引退するとの報道を否定した。2007年にF1デビューを果たしたセバスチャン・ベッテルは、現在F1での13シーズン目を戦っている。レッドブルでタイトルを4連覇する大きな成功を収めたベッテルだが、フェラーリに移籍してからは望んでいた結果を残せていない。
フェラーリでの5年間でセバスチャン・ベッテルはわずか13勝しかできておらず、そのうちの2年間でチャンピオンシップ2位を2度経験している。今年もセバスチャン・ベッテルは困難なシーズンを過ごしており、まだ1勝も挙げることができておらず、6戦を終えた段階でルイス・ハミルトンに55ポイント差をつけられている。セバスチャン・ベッテルは2020年までフェラーリと契約を結んでいるが、ジャーナリストのジョー・サワード「モナコのパドックで広まり始めた最も衝撃的な噂は、セバスチャン・ベッテルがシーズン終了時に31歳でF1からの引退を検討していることだ」と伝えた。「2010年から2013年の間にレッドブルで4つの世界選手権を獲得した後、彼はフェラーリを成功に戻そうとしたが、彼はいくつかのミスを犯した。そして、今はベッテルよりも若く、成長率の高いシャルル・ルクレールの到着によってプレッシャーにさらされている」「2016年にタイトルを獲得した後、再び成功することはほとんどないという事実に気付いてF1を離れたニコ・ロズベルグにある意味で次ぐという選択だ」セバスチャン・ベッテルの友人であるバーニー・エクレストンも引退は選択肢だと考えていると語る。「彼はチームを変えることはせずにキャリアを終えるだろう。それが起こるのにそれほど多くのことが必要だとは思わない」とバーニー・エクレストンはコメント。「セバスチャンは幸せな家庭生活を過ごしており、F1でバランスを崩したくはないと思っているはずだ」しかし、セバスチャン・ベッテルはF1を引退するという噂をきっぱりと否定した。「やめる計画はない」とセバスチャン・ベッテルは Auto Bild にコメント。「僕はまだF1でたくさんの楽しい時間を過ごしているし、フェラーリでやるべきことがある」「僕たちは今シーズンの状況を好転させるために全力を尽くしたいと思っている。カナダGPはその始まりになるはずだ」