フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1アゼルバイジャンGPでアップグレードされるSF90が、メルセデスを苦しめることができることを期待していると語る。セバスチャン・ベッテルは、F1中国GPで今シーズン初表彰台を獲得したが、開幕3戦ではメルセデスがすべて1-2フィニッシュを獲得しており、すでに大きな差がついている。
フェラーリは、メルセデスとの差を取り戻すためにF1アゼルバイジャンGPで今シーズン初となるアップグレードを投入する。フェラーリのF1パワーユニットは第2戦バーレーンGPで信頼性問題が発生している。それがパフォーマンスの妨げになったのではないかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「いいや。僕たちは3戦すべてで全開だった」とコメント。「シャルルに発生した問題は予見しなかったことだ。さもなければ僕たちはそれが起こるのを妨げただろう」F1アゼルバイジャンGPは、フェラーリが反撃の狼煙をあげるレースになると考えられているが、セバスチャン・ベッテルは今週末を重要なターニングポイントとみなすのは間違いだと主張する。「ある時点で振り返って、今週末が決定打で決定的な瞬間だったと言えることを願っているけど、今はわからないし、あまり気にしていない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「僕たちは非常に強力なパッケージを持っている。僕たちがそれを正しい場所に入れることができれば、それを示して他の人たちに苦しめることができるはずだ」「だから、全てがひとつの瞬間だけにかかっているとは思わない。でも、またこのような17レースをすることになれば、好転させるには遅すぎることもわかっている」通常、チームはバクー市街地コースのタイトなミドルセクターのパフォーマンスをあまり犠牲にすることなく、高速のセクター1とセクター3に対応するためにバクー仕様のリアウイングを投入する。しかし、フェラーリのアップグレードされたバージボードとリアウイングは、バクーの固有のものではない。「全体的にクルマを改善できれば、ここではそれが助けになるし、他の場所でも助けになる」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「僕たちはいくつか新しいものを投入することを目指してきたし、その全てがクルマを速くすることを目的としたものだ。風洞などで目にしたものと同じ結果をコース上でも見い出せることを期待している」「その数値と全てが積み重なっていくことを期待しているし、僕たちがどれくらい飛躍を遂げるかを見てみるつもりだ」