フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1オーストラリアGPの予選でのメルセデスの支配的なペースに驚かされたが、決勝では好転できることを期待していると語る。F1プレシーズンテストで優れたパフォマンスを見せたフェラーリは、優勝候補としてメルボルンに乗り込んだが、いざセッションがスタートするとメルセデスが他を圧倒する速さをみせ、ルイス・ハミルトンがすべてのプラクティスでタイムシートのトップに立った。
予選でルイス・ハミルトンに0.704秒差をつけられたセバスチャン・ベッテルは「驚かされたのは確かだ。全員がそうだと思う。おそらく彼ら自身もそうかもしれない」とコメント。「昨日、僕たちは良い一日を過ごせなかったし、今日の方が感触は良かった。でも、ギャップとペースという点ではあまり変わらななかった」「僕たちに理解しなければならない宿題があるのは確かだ。それでも僕たちには素晴らしいクルマがあると思っている。僕たちはこれよりも良いはずだし、明日を楽しみにしている」セバスチャン・ベッテルは、低・中速コーナーで構成されるアルバート・パーク・サーキットはメルセデスに適してており、トラック特有のアドバンテージだと考えていることを示唆した。「僕たちはストレートでかなり競争力があるし、直線は問題ないと思う。ただ僕たちはコーナーで失っている」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「ここには16のコーナーがあり、かなり均等に広がっている。高速コーナーより低・中速コーナーが多いことに目を向ければ、全体的どのようなクルマが強いかを物語っている」セバスチャン・ベッテルはオーストラリアでのSF90の感触はそれほど良くないことを認める。「気温は10~15℃くらい高いし、路面温度も高いので、全体的にコンディションは異なる。でも、テストでのクルマの感触は本当に良かったし、今週末ここまではまだそこまで良い感触は得られていない」「昨日は僕たちにとって難しい一日だったし、トリッキーだった。今日は少し良くなったけど、異なることを試すための時間はそれほど多くない」「そこをうまくやらなければならないし、素早くセッションを進めなければならない。特に予選ではどこで失っているのか、どこが快適ではないのかを深く理解していない場合はそれほど多くの変更はできない」「まだマージンはある。でも、今日ギャップがあったのは確かだし、驚かされたのも確かだ。僕たちはここでそうなるとは予想していなかった。でも、今がそうなだけだし、僕たちは明日に集中している。今はギャップについては心配していない」
全文を読む