セバスチャン・ベッテルは、電気自動車化へと進んでいる業界のトレンドのファンではないと語る。先週末、フォーミュラEのシーズン5が開幕。近年、フォーミュラEには、メルセデス、アウディ、BMW、日産、ジャガー、そして、来季からポルシェと大手自動車メーカーが参入。また、フェリペ・マッサやストフェル・バンドーンといった元F1のスターも参戦している。
自動車業界の電化への動きに呼応するように、モータースポーツの頂点であるF1でも電気自動車化が議論にのぼることはしばしばある。しかし、F1のなかでも伝統主義者であるセバスチャン・ベッテルは、ガソリンで走るマシンの方が好きだと語る。「どこかの時点で僕たちが育ったクルマはもう造られなくなるかもしれない。それは受け入れなければならない」とセバスチャン・ベッテルは Auto Motor und Sport はコメント。「でも、電気自動車が世界中のすべての問題を解決するとは思っていない。僕の意見ではそれは間違ったテクノロジーだ」「あまりに高価だし、彼らが言ってるほどクリーンでもない。バッテリーのことを考えてみてよ。彼らはここでそれを処分することはできないし、代わりに僕たちがそれを処分する必要があるかもしれない」また、セバスチャン・ベッテルは、電動自動車によるモータースポーツがファンの心に感動を与えるとは考えていないと語る。「僕たちがやっているのはエンターテインメントだ。そこには感動がある」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「もしもロックコンサートに行ってレーザーショーしか見ることができなかった、何かが足りないだろう。僕は音楽があるからそこに行くんだからね」
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