4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルと、今年のROCウィナーであるデビッド・クルサードが、2019年にメキシコで開催されるレース・オブ・チャンピオンズに参戦することが発表された。2019年のレース・オブ・チャンピオンズは、2019年の1月19日から20日までの2日間、F1メキシコGPが開催されたメキシコシティのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスのスタジアムセクションに設置される専用トラックで行われる。
セバスチャン・ベッテルは、長年にわたってレース・オブ・チャンピオンズに参戦しており、2007年から2012年にはミハエル・シューマッハと組んでチーム・ドイツとしてネイションズカップを6連覇している。ロンドンで開催された2015年にはレース・オブ・チャンピオンを初制覇。また、マイアミで開催された2017年にはパートナーのパスカル・ウェーレインが前日のレースでクラッシュして欠場したことで、一人でチーム・ドイツとして参戦してネイションズカップを制している。2018年はF1に専念するために参戦を見送っていた。「F1に到達したときからレース人生のなかで定期的に参戦してきたレース・オブ・チャンピオンに戻ってくることができて嬉しく思う」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「RoCに参戦するという栄誉を得た全てがドライバーが、このイベントに恋に落ちている。同じクルマでの純粋な競争は、なぜ僕たち最初にレースをスタートしたかを思い起こさせてくれる」2009年にF1から引退して、2012年にDTMでフルタイムで参戦したのを最後にテレビコメンテーターに転向したデビッド・クルサードは、2014年のバルバドス、今年のサウジアラビアでレース・オブ・チャンピオンズを2度制している。「自分よりも若く、才能のあるドライバーと対戦するレース・オブ・チャンピオンでまだ自分が大きな成功を収めているのはミステリーだ」とデビッド・クルサードはコメント。「でも、それがノックアウトシステムの本質だ。平均の法則がすぐに肩を並べることができているんだと思う。でも、それが続いている限りは、出場して、子供たちにどういうものかを示していくつもりだ」「僕はもう正式にレースから引退しているし、正直、フレデリック・ジョンソン(RoC会長)が僕を招待するときはいつも驚いている。でも、彼がそうしてくれることを嬉しく思っている」