セバスチャン・ベッテルは、F1アブダビGPの週末前に地元警察とトラックセキュリティと一悶着あり、不快なスタートを切っていたことが明らかになった。ドイツメディアの報道によると、木曜日にヤス・マリーナ・サーキットに到着したセバスチャン・ベッテルは、会場の入り口で厳しい保安対策を経験。バックパックを調べる必要があると伝えられたベッテルは、担当者に手袋を装着するよう要求したいう。
その際、セバスチャン・ベッテルが冷静さを失って担当者を押したとの報道と、手袋なしでバックパックを調べた担当者を振り払っただけだとの報道があるが、いずれにせよ、ベッテルは当局の怒りを買ったようだ。その結果、セバスチャン・ベッテルは、パドックに向かう前にセキュリティに1時間拘留されたという。また、FOMの従業員も汚い言葉でセキュリティスタッフを怒らせ、数時間拘留されたという。FOMからチームへのメールでは、週末を通して地方自治体とのやり取りに注意するよう促された。UAEの刑法では「通報、もしくは被害者に直接や第三者の面前で、中傷もしくは虐待があった場合、6ヵ月以下の拘留、もしくは5000ディルハム(約16万円)の罰金が科せられる」とされているという。UAEの住民、特に国外在住者は、地元警察と保安担当者を警戒しているという。