セバスチャン・ベッテルが、F1中国GPで通算2勝目を挙げた。そして、ベッテルはレッドブル・レーシングにチーム初勝利をプレゼントした。昨年のイタリアGPで史上最年少優勝を成し遂げたセバスチャン・ベッテルは、ポールポジションからウェットレースを支配して優勝。チームメイトのマーク・ウェバーも10秒後にゴールし、レッドブルに1-2フィニッシュをもたらした。
ベッテルは、土曜日に彼とウェバーに発生した問題を解決するために夜通し作業を続けたチームに感謝の言葉を述べた。「かなりハッピーだよ。これでウェットでの2勝目だね。マシンは素晴らしかった。マシンを準備するために本当に、本当に良い仕事をしてくれたチームのおかげだよ」「少し信頼性に苦しんでいたけど、僕たちは一晩でそれを修復した。僕たちのチームのクオリティが物を言ったと思うし、全員が修理しようと頑張った。2台ともレースを完走した。レッドブルにとってダブル・ウィンは素晴らしいことだ」完璧なレースをみせたベッテルだが、完全なウェットコンディションが非常に厳しかったことを認めた。「まず、水が多く流れていたので、セーフティカー先導でのスタートは正しい決定だったと思う。いくつかのコーナーでは平気だったけど、すべてのラップでアクアプレーニングになっていた」「僕たちが短い戦略なことはわかっていたから、序盤に集団から逃げるためにプッシュしなければならなかったし、うまくいった」「とても難しいレースだったし、アクアプレーニングが多くて、ただマシンをサーキットに留まらせていた。僕の前を走るクルマがいなかったのはベストな状況だったと思うし、レース全体でかなり快適だったけど、それでも特に最終コーナーではアクアプレーニングで困難だった」「最後の10周は、常に後ろのマシンとのギャップを考えていたし、彼のペースに合わせようとしていた。全てをコントロールしようとしたけど、かなり難しかった。完走しようと頑張ったよ。コーナーごとにほん用に集中していたし、目の前ばかり見ていたよ」「最後の2周で、コースオフするようなリスクは冒したくなかった。2勝して、トロ・ロッソとレッドブルのために勝てたことは素晴らしいことだね」