セバスチャン・ベッテルは、2015年シーズンにF1をやめることさえ考えたが、最終的にはチームを変えることを選んだと語った。セバスチャン・ベッテルは、今シーズン限りで4年連続でチャンピオンを獲得してきたレッドブルを離脱することが発表されている。来季の去就について正式な発表はなされていないが、2015年にフェラーリに移籍することはすでに公然の秘密となっている。
しかし、フェルナンド・アロンソとフェラーリの契約解除はまだ確定しておらず、両者間でのかけひきが続いているようだ。セバスチャン・ベッテルは「すぐにでも今後どうなるかを発表したいけど、現時点では辛抱するしかない」と Auto Motor und Sport にコメント。「かなり大きな仕事が待ち受けていることはわかっているよ。特にメルセデスがあれだけの強さを見せているからね」セバスチャン・ベッテルは、レッドブルに残留することが“最も簡単な判断”としつつも、「何か他のことをやろうとすれば、未知の領域に足を踏み入れることになる。当然、リスクもある。でも、そのことについてはよく考えた」とコメント。「もし、自分が新しいチームでうまくやれるという自信がなければ、そうはしなかっただろう。レッドブルが嫌だったというわけではなく、何か新しいことをしたいという気持ちだった」今季チームメイトのダニエル・リカルドに上回れているセバスチャン・ベッテルは、今年から導入されたV6ターボエンジンに対してたびたび不満を口にしていた。セバスチャン・ベッテルは、いっそのことF1から完全に身を引くことも考えていたと述べた。「いろんなことを考えるのは当然だ。突然シリンダーが2つ減り、チームもクルマを再始動させるのではなく、まるでコンピューターを再起動するみたいな状況になってしまったからね」特にセバスチャン・ベッテルは、ブレーキングでのエネルギー回収システムに戸惑いを感じていると述べた。「僕にとってはもう普通のクルマだとは感じられない。いつも“なぜレースするのにこんなものが必要なんだ?”って悩んでいる自分がいる」「でも、何か他に代わるものがあるだろうか?」「クルマが遅くなったのは確かだけど、それでも最速のレースができるクルマであることに変わりはない」
全文を読む