セバスチャン・ベッテルが、F1史上最年少となるタイトル4連覇を成し遂げた。セバスチャン・ベッテルは、F1インドGPで優勝。ここまで6連勝という圧倒的な強さで2014年のワールドチャンピオンを手中に収めた。ドライバーズ選手権4連覇はF1史上、ファン・マヌエル・ファンジオ、アラン・プロスト、ミハエル・シューマッハに続く4人目の快挙。26歳での達成は史上最年少となる。
「まず、ファンの皆さんありがとう。こんなに歓迎してくれて本当に嬉しい。来年ここでレースが残念だよ」とセバスチャン・ベッテルは表彰台インタビューでコメント。「この瞬間いろんなことを言いたいはずなのに言葉にならない。素晴らしいシーズンだ。チームの団結力は素晴らしい。いろんなパワーをチームからもらった。クルマに乗ってチームのために全力でドライビングできたのが良かった。今日も素晴らしいクルマに仕上がっていた。シーズン全体で良かった。これ以上のことは望めないね」レース後、セバスチャン・ベッテルはホームストレートでドーナツターンを披露した。「エンジニアのロッキーが『いつも通り入ってこい』って言ったんだけど、『今回はちょっと無理』と言ったんだ。グランドスタンドのメインのところにファンがたくさんいたので、本当はやってはいけないんだろうけど、あの時はもうどうしても抑えられなかっ」「チームのサポートに感謝している。楽なシーズンではなかった。見ている人は初めからうまくいっていたと思いかもしれません。ここ数レースは良かったからね。でも、大変な部分もあった。いろいろと乗り越えなければならないことがあったし、トラックで最後きとんと決めなければならない」「レーシングドライバーとしてやはりここまで来れたのは本当に嬉しい。プロスト、ファンジオ、シューマッハと同じところに並ぶことができて本当に嬉しい」「本当に感無量だ。人生のなかの最良の日と言ってもいいだろう」「子供の頃、F1のことを思い描いていたことを思い出す。まさか、このようなドライバー、F1ドライバーになるのは凄い先の夢だと思っていた。ゴーカートから始まって、ジュニアカテゴリーで学んで、いつも勉強してきた。ベストドライバーと呼ばれる人達と一緒に、このようにF1で、またそのような記録を残した人達と同じところに名前を残すことができて、数字とかデータとか、そういった4年間頑張ってきたことがここに表れていると思う」「年を取ったつもりはないんですけど、短期間でこれだけのことを残せたことを10年後にまた振り返ったときにどう思うんだろうね。もう少し今のことがわかって言葉にできるかもしれないね」関連:F1インドGP 結果:セバスチャン・ベッテルが優勝でチャンピオン獲得!